新しい音楽に触れて思うこと

「新しいことをしていく」中で、
今まで聴かなかった歌にも触れました
 
新しいものごとに触れると、
それだけで人生は豊かさを増します
世界が開けるたび、
地平線ははるか向こうまで広がっていく
そう実感しています
 
 
 
わたしは音楽を聴くのが好きです
両親が音楽好きで、
家ではラジオやレコードがよくかかってて
小さい頃はエレクトーンも習いました
今じゃ演奏はからっきしだけど笑
 
70~80年代のアニメ特撮に歌謡曲
中学高校の頃に洋楽やゲームミュージック
兄の影響でYMO
父親の影響でクラシックやジャズ
なぜかアイドルには全く興味ない子でした笑
 
30前後. . . 2000年頃ですね、
畠山美由紀さんの歌に出会って世界が変わりました
この方はいろんなジャンルの歌を唄う方で、
おかげで興味を持たなかった音楽も、
楽しく感じることが出来るようになりました
インディーズのあれこれ
HMVTOWER RECORDSでいろいろと物色
試聴したりジャケ買いしてみたり
 
この経験から、
音楽を楽しめないのは『知らないから』ということに気付けました
難解なものも確かにあるけど、
どんな音楽も知ると良さが分かってくる
 
音楽の楽しさを知ったことは、
現実の世界も広げてくれました
ライブの良さを知って、
遠くまで足を延ばすようになって
旅を楽しむことも覚えました
 
 
 
ツマラナいものなんてない
面白さを読み解く鍵さえ見つければ、
世界はどんどん広がってゆく
きっとこれは音楽に限らなくて、
全てに当てはまること
今はそう感じます
 
ちなみに、
新しく触れて好きになったのは小沢健二さん
超有名だしナニヲイマサラですが(^_^;)
なぜか聴いたことなかったけど、
今じゃ通勤時のお気に入りです
 
まだ暗い朝の道
明け始めた空を見て、
好きな音楽を聴いて歩く
すごく幸せだなって思うのです
 
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わたしの身体のこと

わたしはトランスジェンダー、社会的な性別の越境者です。
生まれは男性ですが、今は男性と女性の真ん中で生きています。感覚的には「どちらでもない」と言うのが正直なところ。好きになるのは女性がほとんどですが、男性身体への違和感が強く、トランスに踏み切りました。
 
手術はしていません。
そこまでの必要を感じなかったから。
ただ胸のない自分の身体には違和感があったから、薬を身体に入れています。
 
 
 
薬を入れると、いろんな変化が起こります。
まず感じるのは、男性的な性欲が弱まること。焼き尽くすような激しさは穏やかになり、愛情が深まりました。
 
大事なとこは小さくなりますよ!
まるで子供みたいに笑
あと白いのが透明になるとか。この時点で子供は諦めた方がいいかな。
 
乳腺は発達し始めて、胸が大きくなります。
この時期に何かに当たると、と ん で も な く 痛いです(^_^;)
女子の皆さんはお分かりかと思いますが、しゃがみ込んで動けなくなるくらいよ。
男子諸君、女性の胸は手荒に扱っちゃいけませんぜ。
 
皮脂の分泌は減るみたい。
肌や爪の乾燥は顕著で、弱くなります。
体臭や汗のニオイが減るのはいいんだけど、冬場の痒みや爪の割れはライバルになりますね。保湿は欠かせません。
 
 
 
次、薬を入れて変わらないもの。
筆頭はヒゲや体毛かな。
これ少なくなってくれたら嬉しいんですけどね、どうにもならないので脱毛のお世話になります。
 
骨格も変わりません。
肩幅と胴体の寸胴具合、腰の幅のなさが痛いところ。
お友達の歌姫のお話によると、腰にパッドを入れるだけでずいぶん違うとか。地面に映る影で嬉しくなるとか、泣けてくる歌を歌う方なんですよねぇ。
 
服の入手は頭が痛いとこ。
大きいサイズの女性服もありますが、狙うべきは高身長用。ニッセンのスラットジールとかね。
高身長ターゲットのブランドは、袖丈、身幅にメリットがあります。普通の女性ものでサイズアップすると、袖丈が短いままで身幅が広がっちゃうんですよね。
わたしはユニクロのXLくらいでもいけるので、サイズとにらめっこして購入です。
 
この道に踏み込もうって言うなら、快適な服の平置きサイズは押さえておきましょう。
上着なら肩幅、身幅、袖丈、裄丈、着丈
下はウエスト、股上、股下あたりを大まかにでも!
 
声も変わりません。
女性的な声には出し方があって、マスターしなけりゃ男声のまんま。
現にわたしは声出してギョッとされることもあったりなかったり
愉快犯も楽しいですけどね笑
 
足のサイズも当然デカいまんま。
わたしは海外通販、クロックスのオンライン、マルイのデカいサイズなんかを主に利用。この辺は26cmくらいまであります。
最近は大きいサイズの女性ものも扱いが増えました。ありがたいお話です。いやほんとに。
 
 
 
手術をせず、薬のみでもこんな変化があります。
もちろん身体面は不可逆。
進んだら後戻りは一切ありません。
手術したら言うまでもなく不可逆ですが、薬を止めてもメリットが無くなってデメリットだけが残る身体と考えるべきです。
 
男性ホルモンの欠乏による肥りやすさ、貧血、精神的な打たれ弱さ、肌の乾燥。子供を作るのもムリでしょう。
体内のバランスは崩れてますから、退薬のバックラッシュははかりしれません。
ずーっとお薬買って、飲み続けないといけない。
 
あんまり割に合わない選択。
でもそうでなければ生きられないなら?
もし後悔しても、誰も責任をとってくれることはありません。
自分の選択と意識して選びましょう。
そのままの身体で生きていく。
その覚悟があるのなら。
 
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自分を開くこと

新しい選択は、
新しい世界を見せてくれます
怖くて出来なかったことが、
答えに至る道かもしれないから
 
出来ないと決めてしまわず、
新しいことに向かってみること
とても大切だと思います
 
 
 
最近のわたし
今までしなかった選択をしています
慣れたやり方は安心感があるけど、
そこにいる限り手の届かないこともある
そう思ったから、
やり方を変えることにしたのです
 
「新しいことを生活に取り入れていく」
尊敬する人の言葉に、
感化されたのもあります
 
 
 
お風呂屋さんに行ったのが初めの一歩
実はあの後、
地元のお風呂屋さんにも行ってみました
やっぱり見る人はいるけど、
気にせず楽しめました
 
「自分を開く」こともその1つ
今までのわたしは、
内面を話すことはほとんどありませんでした
本当の自分を知られて、
好きな人が去っていく
それはたまらなく恐ろしいことだから
 
わたしは周りに対する恐怖が高まると、
1人の世界に閉じこもる傾向があります
人の目を見ることも出来ないくらい
そんな人だから、
こころの暗い部分を話すなんて、
怖くて出来ませんでした
 
 
 
実際にやってみて、
ずいぶん気持ちが楽になったのを感じます
鎧を脱ぎ捨てた自分は頼りないけど、
それが本当の姿でもあるから
 
自分が閉じた状態は、
高い壁があるのと同じ
固く護られるけど、
相手との道が開かれることもありません
 
相手からすれば、
壁の向こうでは手を差し伸べるのはムリ
声だってほとんど届きません
それで助けてほしいって言われても、
何言ってんだーですよね
 
 
 
傷付く危険と、
楽になることと
諸刃の剣なのも事実です
楽になった分、
傷付いた時のダメージは想像もつきません
 
でも不思議なことに、
それほど心配していない自分もいます
人に頼ることは罪悪だと思ってたけど、
もしかしたら逆なのかも
そう感じているからです
 
信じたものが、
自分にとってどんな意味を持つのか
その答えは、
こんなところから見えてくるのかもしれない
そう思っています
 
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何もしない週末

何もしない
ちょっと疲れがひどいなと思ったから、
金曜日の夜にそう決めて、
週末を過ごしました
 
やらなきゃいけない
そう思うことがない訳じゃありません
でも考えてみれば、
それで人生が終わることもないから
 
建設的なことは何もしなくていい
ただ自分を感じて、
何もせずゆっくり過ごす
 
そうしていると、
空っぽに近くなった自分を、
少しずつ満たす何かを感じます
 
 
 
いろんなことに追われて、
どうしても何かしようとしてしまう
その中で本当に必要なのって、
どれほどあるんだろ?
休みながら、
そんなことを考えました
 
たぶんしなくていいことも、
いっぱいしてしまっている
必要なことに割く時間が減ると、
わたしは悲しくなります
 
それじゃ意味ないなって、
そう感じました
人生の時間は限られてる
必要ないことに割く時間なんて、
ありゃしませんから
 
 

たし算 ひき算 かけ算 わり算

きっとどれも使いどころ
 
誰かを見るときはたし算が好き
ここもそこもあって、
全体がある
他人は厳しく見積もりがちだから
そのくらいでちょうどいい
 
生きるのってシンプルな方がいい
ファッションでも思うけど、
ここはひき算が好き
要らないものを取り除く
わたしはつい盛り過ぎちゃうし、
足すのはいつでもできるから
 
友達との関係はかけ算が好き
いいことも困ったことも伝えられて、
良いところを引き出し合える関係
 
苦労はわり算が好き
分かち合うことで、
嘘みたいに楽になる
 
 
 
間違った使い方は、
人を簡単にゼロにする
 
あれもこれもほしい
そんなたし算も
 
この人は、
あれもこれもしてくれない
そんなひき算も
 
できないと決めつける、
ゼロのかけ算も
 
失うのを怖れて何も言わない
差し伸べる手のわり算も
 
 
 
同じ計算でも、
出てくる答えは正反対
大切なのは?
背後にある、
人を見つめようとする気持ち
そう思うのです

 

 

そこは世界の全てじゃないから

 
この世には、
いろんな世界があります
今目の前にあるのは、
そのうちのたったひとつ
そこは世界の全てじゃありません
 
上手くいかないことがあっても、
絶望しないで
たまたまその時その場所で上手くいかない
それだけのことだから
 
 
 
会社や学校みたいな社会
誰かとの関係
 
人は役割を生きていて、
それぞれは小さな世界を構成しています
 
小さな世界が集まって、
大きな社会になる
それもまたひとつの世界
こんな風に、
この世はたくさんの世界が重なって存在し、
人もそれぞれの世界を生きています
 
 
 
目の前の出来事
上手くいくときもあれば、
そうでないときもあるでしょう
その場にいると、
目の前のことに囚われがち
楽しい嬉しいならまだいいけど、
悲しいつらいは、
なんとかしたいから
 
それがどうにもならないとき
わたしの過去を思い出すと、
絶望に囚われちゃったこともありました
 
そこが世界の全てだと思ってしまった
全てが崩れたように、
希望は失われたように感じてしまった
 
立ち直るの、
ずいぶんかかったと思います
30くらいの頃は毎日真っ暗で、
起伏がないから記憶も曖昧です
もう二度と元のように笑うことはできない
そんな風にも思った
 
でもそんなこと、
ないんですよね
今もわたしはこうして生きてるし、
のん気に笑ってもいる
 
 
 
喜びも悲しみも、
全て人生が生きることを期待して、
わたしたちにもたらすものです
わたしたちは全力で、
それに応えていくしかない
 
元通りではない
出来事で人は変わるでしょう
それは間違いないけど
元に戻る必要もないんですよね
人は変わっていくもので、
それがその人の輝きになる
 
だから絶望はしないで
世界はひとつじゃなくて、
必ず幸せな居場所はあるから

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こころにもちゃんと栄養あげなきゃ

こころも栄養をあげないと、
元気をなくしちゃうな
本屋さんに行って、
そう感じました
 
より以上に見せようとして、
わたし空っぽになりかかっていたみたい
頁を繰って分かりました
本から強く流れ込むものを感じたからです
 
 
 
進む方向が見えているとき、
人は沸き上がる力に満たされるけど
向かう場所が見えなくなると、
人は消耗するだけになります
今を感じられなくなり、
自分を間違った、
無価値な存在のように感じたりする
 
ここしばらく、
わたし必要以上にがんばっちゃってました
自分を見失い、
道を失くしたのと同じ状態
少し疲れてしまって
 
こころは素直だなって、
そう思います笑
 
 
 
焦りや無価値感、
捉えどころのない不安
そんなものを感じるのは、
こころが疲れているサインです
そんなときは、
こころにも栄養が必要なのです
 
本や音楽
美味しいもの
大好きな人との時間
疲れの具合によって、
選べる方法は異なるでしょう
 
目指す場所は見えている?
道はズレていない?
力は枯れてきてない?
 
みんな静かに、
時には強く語りかけて、
疲れたこころを満たしてくれます
 
 
 
普段から気を付けていても、
ストレスは蓄積するから
 
疲れていても、
そうでなくても、
こころに栄養をあげるのは大切なこと
そう思うのです