私たちは星の輝きを隠している
私たちの身体は、
夜空の星々と同じものでできています
比喩でもなんでもなく、
同じ輝きをこの身に隠しているのです
人は星の子
そう聞いたことがあります
美しい例えだな
そう思っていたけど、
もっと現実的な意味があるって教わりました
この世界に存在する物質は全て、
燃えさかる星の中や、
星の命の尽きるとき、
大爆発の果てに生まれたものなんだそうです
私たちの身体を作る炭素も、
呼吸する酸素も
いろんな金属元素も何もかも
質量保存の法則もありますし、
理系の人からすると当たり前のお話なんでしょうか?
宇宙望遠鏡が撮影する遠い星空
私は大好きです
カリーナ星雲なんて美しいですねー
赤が窒素
緑が水素
青が酸素
ガスが分かるように着色しているそうですが、
それでも息をのむほど美しいと感じます
星々は私たちの創造主
その輝きも、
誰かの目に私たちがどう見えるのか?ということを思い出させます
何も見いだせない人もいれば、
美しさに息をのむ人もいる
力が強くて明るく輝く恒星
その周りを巡る惑星
たまに行き過ぎる彗星
流れて消える流星
全てを飲み込もうとするブラックホールも
もちろん構成する物質が同じだからといって、
同じものになるわけじゃありません
それでもいろんな可能性の中から、
今の私たちが存在している
これって気の遠くなるくらいの奇跡の連続なのだなと思います
星々の時間からしたら私たちの時間は瞬く間だと思うけど、
同じ可能性を身の内に宿して、
世界とつながった存在としてここにいる
それだけでもすてきだなーと感じるのです
* イータカリーナ星雲の写真は、パブリックドメインの著作権フリーのものを使用しました
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