在ることは無いことを語るのだから

不在はその人の存在を語ります
寂しさは、
その人がこころに在る証
存在をこころに感じていて、
幸せを願えるなら
会えないことに問題あるのでしょうか?
 
もちろん会えなくなった人に、
思いを直接伝えることは出来ないけど
人との関係とは元来そういうもの
だから会える瞬間が、
より輝くのです
 
 
 
身近な人との関係を失って、
突きつけられる不在
あったはずのものが無い
自分がその存在に助けられていたこと、
改めて知る瞬間です
 
会えなくなった人は、
自分の世界から消えてしまいます
死んだ事実を知らなければ、
生きているのと変わらないように
生きていても会えなければ、
死んでしまったのと同じです
 
 
 
人と人との関係は、
相手が生きていても死んでいても、
実はたいして変わりません
この広い世界で出会って、
縁が触れ合った時を過ごし、
いつか離れる
長いか短いかの違いはあっても、
何も変わらない
 
要はそこから、
なにを選び取るかが重要なのです
 
会えないことを不幸と捉えるか、
会えなくても幸せでいてくれることを喜ぶか
死んでしまったことを悲しむか、
この世で共に過ごせたことを喜ぶか
 
 
 
もし会うのが最後と知っていたら、
なにを、
どんな言葉をその人に贈りますか?
それはあなたが、
その関わりから贈られたことでもあります
 
 
会えなくなった人は、
あなたの幸せを望んでいます
今を大切にしましょう
無いことが在ることを語るように、
在ることはいつか無くなることを、
語っているのですから