場所を探すのではなく、場所になればいい

居場所を探し続けても、
キリがありません
自分探しと同じこと
どこにも答えはありませんから
 
自分が場所になると決めると、
見える景色が変わります
樹になって、
雨風を受ける覚悟をする
そうすれば、
そこが世界の中心
自分の居場所にもなるし、
誰かが休むことだってできるようになる
 
安心と安全は、
揺るがないことから生まれるのだと思います
 
 
 
 
30代
自分のあり方を考え続けていた頃
ずっと居場所を探していました
Xジェンダーのより所なさに甘えて、
外に自分を固めてくれるもの、
求めていたのだと思います
 
居場所を探してるときって、
こころに余裕がありません
余裕のない場所に人はいられませんから
周りにも誰もやって来ない
当たり前ですよね
 
 
 
 
この10年ほどで、
分かったことがあります
京都の土肥先生の言葉で救われて、
自分が世界にいていいと理解できて
 
すごく安心しました
その後も先生の主催する玖伊屋(マイノリティの集まりです)に寄せてもらって、
気持ちに余裕も生まれました
 
今の自分がやりたいのは、
土肥先生みたいに安心をあげることです
もちろん先生だって、
ご自分の悩みはあると思います
それでも場所になって、
光を発し続けている
 
 
 
分かったのは、
自分も場所になっていいんだ、
ということです
うまくやれないことが多くても、
きっと誰でも、
そうしようと思えば場所になれるのです
 
人は自分のいられる場所に、
安心と安全を求めます
こころと身体
それでいいんだよって、
言ってもらえる場所
 
完璧じゃなくても、
みんなが誰かの居場所になってあげられれば、
生きるのはすごく楽になりますよね
きっとそこから、
居場所も増えていきます
 
誰かたった1人のためでもいいから、
自分が場所になって、
安心をあげる
1人に伝えられないことが、
みんなに伝わるはずもありません
 
そうして続けていくことで、
伝えていけることもある
 
そう思うのです
 

f:id:ichapy:20170624091916j:image