誰も恐怖とは戦ってくれない

誰のこころの中にも、
恐怖は存在します
安らぎを奪うものへの恐れ
でも実際のところ、
その恐怖とみあうほど恐ろしいものは、
ほとんどありません
 
恐怖の大半は、
自分のこころが作り出しています
それを打ち破ることが出来るのも、
自分だけです
 
 
 
安らぎを脅かすものに、
人は恐れを感じます
今あるものを守ろうとして、
それぞれのやり方で反応する
 
かみついてみたり、
逃げ出してみたり
人も動物も、
原始的な恐れは変わらない
人はいろんな表現をするけど、
根底は変わらないのです
 
漠とした不安と違って、
恐怖には対象があります
恐れを恐れと認識できるなら、
対象への向き合い方を決めればいい
 
恐れが別のかたちをとっているなら、
まずその意味を知らないといけません
代表的なのは怒りや憎しみ
自分がそんな感情を抱えているなら、
そこに恐れがあるか、
見極めなくてはなりません
 
 
 
自分の中に恐れを見いだしたら
決めればいいのです
恐れから逃げるか
立ち向かうか
 
逃げきれるのなら、
逃走もよい選択肢かもしれません
あまりに植え付けられた恐怖が大きく、
こちらが壊れてしまうのなら、
逃走したって構わない
 
逃げ切れない場合は?
多くのこころの問題は、
逃げることは叶いません
いつか立ち向かわないといけなくなる
 
 
 
恐怖は対象を過大評価させて、
より恐ろしく見せることがあります
虎は虎ではなく、
猫かもしれないのです
 
恐怖に立ち向かえるのは、
自分だけです
誰も代わりにはなってくれません
 
逃げるか
立ち向かうか
それを決めるのも
 
自分だけなのです
 
 
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