暴力の鎖を断ち切れ

こころの暴力は、
他人も自分も傷付けます
 
思いやりでこころを温めるか
無視して物のように扱うか
行動を選ぶのは、
いつでも自分だから
 
勇気をもって、
暴力の鎖は断ち切る方がいい
そう思います
 
 
 
この世は暴力にあふれています
暴力と言っても、
身体的なものばかりじゃありません
 
傷つける言葉やまなざし
沈黙
与えないこと
モラルの押し付け
乱雑な環境に置くこと
 
こんなことも、
こころに対する暴力になります
 
 
 
こういう環境にいると、
人は粗暴な反応しか返せなくなります
子供のとき大切にされなかった人が、
周りを大切に出来ない大人になるように
 
暴力を受けた人は自分を守るために、
他人も同じように扱い始めます
そんな風に扱われた人も、
その人のこころを見ることを止めて、
暴力で応えてしまう
 
こころを無視して傷つけあい、
維持されてゆく連鎖
こうして暴力は、
人のこころを蝕んでゆきます
 
自分が暴力をふるっていることは、
自分がいちばんよく知ってもいます
どんなに言い訳をしても、
こころを無視する後ろめたさは消えません
その状態は、
自分に対する最大の暴力でもある
 
 
 
誰にもこころがあるのです
自分だってそんな扱い方をされれば、
怒りや悲しみを感じるはず
それは他人だって同じ
みんな悲しみや喜びのある人なのです
 
誰かから物のように扱われて、
相手のこころを受け止めるのは難しいけど
そこで何を返すかで、
未来は変わります
 
人は思いやりを持って、
他人に触れられます
その思いやりは
他人だけじゃなく、
自分も救うもの
 
そう思うのです