頼ることは良いのか悪いのか

頼ること
良いと言われることも、
悪いと言われることもあります
 
たぶんその違いは些細なもの
それがないと生きられない依存になるか、
頼らないでいられるようになるか
答えはこころの向かうベクトルにある
そう思います
 
 
 
わたしには、
何かに頼りたがるクセがあります
人を信じるのが難しくて、
代わりに何かに頼ろうとする
 
過去の自分を思うと、
モノであったり人であったり
いろんなことを思い出します
 
一般に、
頼ることは良くないことと捉えられがち
アディクション(依存症)なんてのもありますからね
仕方ない部分もあるでしょう
 
でも考えてみると、
頼ることは悪いことばかりではない
そうも思います
何かに頼れるということは、
危機的に追い詰められる、
そんな状況を少なくするからです
 
 
 
それじゃ何が違うのか?
 
人が1人で出来ることには限界があります
助けになるものが何一つ存在しない
そんな孤立無縁の状態は、
こころを追い詰めます
 
反対に支えてくれる何かがある
それを知ることが、
どれほどこころを救うかしれません
頼るものがあることで、
つらい現実に耐えることができる
そんな経験は誰にもあると思います
 
頼れる何かがあること自体は、
悪いことではありません
自分の経験でよくなかったと思うのは、
頼るあまり立つことを忘れてしまっていた、
そんな印象のあることです
 
 
 
つらさから目を背けるために、
頼る対象だけを見ているなら
その状況に居続けることで、
つらさが無くなることはありません
だから頼り続け、
依存することにもなる
悪循環です
 
頼る対象が人生を変わりに生きてくれる?
そんなこと絶対にないんですよね
自分の人生と頼る先にあるものは、
同じにはなりません
お酒やギャンブル、
何かや誰かを好きになることも
 
頼ってよかったと思う関係では、
対象を自分の外に見ていました
そんな場所があることで安心できるから、
1人で歩き出す勇気が出る
かえって頼ることもなくなる
そんな関係です
 
 
 
「それなしでは生きられない」って、
自分を見失ってますよね
誰も人生を生きてはくれない
人生は自分だけのものです
 
頼る先があることで、
ますます依存心を強めるなら、
そこは離れることを考えた方がいい
 
頼る先があることで、
かえって1人で歩く勇気が出せるなら、
それはそのままでもいい
 
分かれ目はそこじゃないかって、
わたしはそう思っています
 
f:id:ichapy:20171106222151j:image