空を観て思うこと

目に映っているだけでは、
見ていることにはなりません
 
心に留め、
こちらから会いに行く
意識を向ける
それが観ることなんだって
そう思います
 
 
 
秋がやって来て、
空気が澄んできましたね
晴れた空は抜けるように高くて、
つい上ばかり見ている自分に気付きます
 
身近に美しい空を撮る人がいます
わたしはその人の広い空が好きで、
自分もそんな風に撮れたらいいなと、
いつも思っていました
 
ある時その人から写真を教わる機会があり、
その目を追っているうち、
気付くことがありました
 
それまでわたしの上にあったのは、
概念としての『空』
わたしは空を見ていなかったし、
見ようともしていませんでした
きれいに撮れるわけないんですよね
 
 
 
その人は、
わたしに観ることを教えてくれました
そこに違いがあること
色、
深さ、
広さ、
一つとして同じ空はないこと
 
観るという視点を獲得すると、
それが全てに通ずることが分かります
人も物も自然も
同じものはないのです
必ず違いがあって、
そこに美しさが隠れている
 
違いにこそ広がりの種は隠れているのに、
たくさんのことを見逃している
そのことにも気付くことが出来ました
 
 
 
知ることは観ることから、
目の前にあることとの対話から、
始まるのだと思います
 
どんな時も観ることは大切
そう思うのです
 
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