極北の星はどこ?

迷ったら帰ればいい
そこに照らせば、
進みたい方向がわかる
そんな北極星みたいな思い
 
長い旅を続けるなら、
この極北の星が大切
もしかしたら、
目的地そのものが見えていることよりも
 
そう思います
 
 
 
お仕事で後輩くんと話していて、
自信なさそうだなって感じること
たびたびあります
 
自分がそういう時、
なにが助けになったか考えて、
話してみて
後輩くんの中では『定まった点』が弱い
そう気付きました
 
今のお仕事は美術品に関わるものです
わたしのスタンスは、
「作品に対する影響が少ないこと」
「美しいこと」
「同じ職人に笑われるような仕事をしない」
 
迷うことがあったらここに照らして、
ベストと思う方法を決めます
だから提案も出来るし、
自分で作業方針も決められる
どこに力を入れて、
どこなら力を抜いてもよいか
それも予算や時間と、
この点に照らせば分かります
 
後輩くんすごく真面目で、
全部がんばろうとしちゃうんですよね
それ自体は悪いことじゃないけど
全部がんばっちゃいけないのが仕事の難しさ
力を注ぐべきことに集中できなくなったら、
本末転倒ですから
 
そんな話をしたら、
考えてくれてました
人は気付けば変わります
きっと何かしらの思いが育っていくでしょう
 
 
 
考えてみると、
この『星』の存在は北極星と同じで、
状況が違ってもあまり変わらないのかもしれません
 
「他への影響を考えること」
「美しいこと」
「笑われないこと」
これはわたしにとって大切な要素です
 
他人のことを考えない行動は嫌だし
価値観に照らして美しくないことも嫌
笑われるのも嫌
お仕事に限らず、
これらはわたしの行動の柱になっている
そう気付きました
 
 
 
目的地そのものが見えていなくても、
星が見えれば向かう方向は決められます
 
毎日の活動
例えば趣味
例えば勉強
例えばお仕事
 
そんな中で、
譲れないものは?
 
大上段に振りかぶらなくても、
星は身近に見えているのかもしれない
そう思うのです
 
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