季節は巡る

ころがれ ころがれ指輪よ
ころがれ ころがれ指輪
春の玄関口へ
夏の軒端へ
秋の高殿へ
冬の絨毯の上を
新しい年のたき火をさして

『森は生きている』に出てくる、
指輪の呪文です
年の巡るのは早いもの
この時期になると思います

 

1年前のわたし
2年前のわたし
トランスとして生き始めた6年前のわたし
思い返すととても大きな変化で、
ちょっと信じられないような感じ

トランスに踏み切った頃、
内面的な変化はそれほどありませんでした
柔軟性がなくて、
自分以外のことに振り回されていた
トランスである自分がどう見えるか?
そんなことにフォーカスし過ぎて、
何も見えなくなっていました

トランスって身体違和だけじゃなくて、
「他人が自分をどう見るか?」
に縛られているところがあります
そういう意味では典型的なお話なんですが

自分の人生は自分だけが生きられる
自ら選択して生きることの大切さ
2年ほどの経験で、
ここがはっきりしたのは良かったと思います

 

他人がどう見るかなんて、
たいした問題ではないのです
誰も自分の人生を生きてはくれませんから

他人は変えられません
だから自分が楽しんで生きて、
共に歩いてくれる人を大切にすればいい
離れる縁はそれまでのものです

誰でも自分の好きなように生きていい
阻む者は自分以外にありません
目の前に夢中になっていれば、
幸せはついてくる
それは変わることがないのです

 

どこまでも行くぞ!と進んだその先に
未来は何を問いかけるのか
ちょっと周りを忘れるくらい、
思い切って楽しんでいこう
そんな風に思うのです


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