もうあなたはそこにいないよ

傷つけられたことを許せない
深く深く傷ついたのに、
反芻し続けることでその瞬間を追体験して、
新しく傷つき続ける

もうそこにあなたはいないのに
いつまでそこに居続けるんだろう
そう思います

 

深く傷つけられ人ほど、
そこから抜け出すのは難しい
当然のことと思います
痛みは激しくて、
癒える日が来るのかも分からない

それでも人は、
生きてゆく存在です
苦しみがあることは変えられないけど
その上でどう生きるかは選ぶことができる

 

許せないと恨み続けることは、
支配され続けることです

わたしはいじめられて、
相手を死ねばいいと思ったことがあります
でもそれは自分を汚し続けるだけ
忘れる決心をしました

楽しかった大切な思い出も、
自分の死とともに消えてゆくのなら
つらい思い出を一足先に消し去っても、
構わないでしょう?

恨み続けることは、
誰よりも自分を傷つけます
ただでさえ深く傷ついたのに
その体験を新たに繰り返すことで、
傷つき続けてしまう
相手と同じ闇に、
自分のこころを落としてしまう

人は思いを体現する存在です
その姿は周りにメッセージを発し続ける

同じように苦しんでる人に、
他人を許さず責め続けて生きてほしい?
そんなものに支配されるほど、
人生は小さいと伝えていきたい?

 

相手と愛し合えとか、
毎日一緒に暮らせとか、
そんなことを言っているのではありません

嫌いは好きと同じで、
関心があるということ
自由になれるのは、
関心がなくなったときです

もう十分苦しんだのだから
忘れて手放してほしい
そんなものに台無しにされるほど、
あなたの人生は安くない

そう思うのです


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