その選択は「たったひとつ」

無数の中から生き残ったひとつ
それがその人の選択で、
その連続が人生を作ります

「こんなことになると思わなかった」
と言っても、
失われた可能性は戻らないから
紡ぎ手としての自分を忘れないこと
大切だと思います

 

大切にしなきゃいけない、
粗末にすると取り返しがつかないこと
世の中には、
そんなことがあります

例えば誰かとの時間
大切な人との時間はその時限り
一緒に過ごせるのは、
お互いの人生が重なったほんのわずかな時間です

長く一緒にいるような家族でも、
会社や学校に出かければ別々です
1日や1年で、
何時間一緒に過ごしてるんだろ?
わたしは両親と離れてから、
これを意識しました

帰るのはせいぜい盆暮れとGW
1年で長くて2週間と考えれば、
あと10年生きてくれたとしても140日
半年にも満たない
24時間一緒じゃありませんから、
実際にはもっと少ないということですね

人の成長や老いは早いもので、
変化に気付く時には手が届かない
そんなものだと思います

 

基本的に全ての事柄はその時だけ
同じ時は二度とないから、
どんな出来事にも重みがあります
その中でも、
大切で見失ってはいけないものはある
そう思います

自分も周りも今あることは、
無数の選択肢からひとつを選んだ結果です
たったひとつの可能性に対する姿勢
これが人生への誠実さを表します

「こんなことになると思わなかった」
そう言ってみても、
それがその人の選んだ「たったひとつ」
失われた可能性が戻ることはないから

選択にはまっすぐ向かい合う
人生の紡ぎ手は自分で、
織り上げた作品はそのまま残るのだから
そう思うのです

 
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