伊豆大島旅行その1:ゆらりと揺られて思ったこと

船旅をしています
夜遅くに出帆して、
一晩かけて目的地へ
時間的には高速バスの旅に似てるけど、
身体は伸ばせるし、
歩き回れるからもっと楽かな

それほど船旅の経験はないから、
船酔いは心配でした
薬もけっこう強いの買って
準備万端整えて
でもマヌケなもので、
飲んだビールと1日の疲れで、
あっという間に寝落ちしました笑

目が覚めると2:30
横になったまま周囲に感覚を広げると、
エンジンの低い唸りと、
ゆったりとしたうねりを感じます

なんだかゆっくり振り回される感じ
このまま揺れに集中してると酔うなー
そう思って他のことを考えていると、
気にならなくなりました

 

嫌なことってついつい見ちゃったりして
それが不安を現実にしてしまいます
逆に集中を止めて、
「どーでもいいよ」ってなると、
心配は消え失せたりする

関心を向けすぎることは、
1つを濃縮抽出するようなもの
頭の中を占拠されて他が見えなくなって、
見ているものは大きくなってゆきます

それが絶対に良くないかと言えば、
そうは思いません
何かを成し遂げる原動力にだって、
なるかもしれないから
でもバランスを欠いていて、
何かが抜け落ちた状態なのも事実だから

 

波に逆らえばぶつかるだけだし、
流されれば自分を見失うけど
揺らぎと同化すれば、
リズムは自分そのものになります

そうなれば波の持つ大きな力を、
借りることだったできるようになる
大切なのは見過ぎないこと
こんなところでもバランスは大切だって、
そう思うのです


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