その物差しは他人には使えない

勝手な物差しで計っても、
相手は思い通りになりません
逆に思い通りにならない人だからこそ、
自由意思の行動に大きな意味がある

その人をその人と見てあげること
本当に意味のある関係を築きたいなら、
それこそが大切だと思います

 

人との関係は、
積み重ねられたもので作られます
最初は何もない状態
プラスマイナスゼロからスタート

たぶん誰でも信頼したくなるのは、
話を聴いてくれて、
勝手な物差しで計らない人です
先入観がない分、
最初は簡単かもしれません

自分の価値観はとりあえず置いて、
話を聴いてあげる
そうすることで、
信頼が1つ積み上がります

してもらったことは、
返したくなるのが人のこころ
積んだ信頼は、
いろんなかたちで返っくる可能性がある

困ったとき、
同じように聴いてくれるかもしれないし
情報が不十分な時、
こちらを好意的に見てくるかもしれません
そんな風にしてもらえたら、
嬉しいですよね
ここでまた信頼が1つ

最初はゆっくりでも、
与え合う輪は信頼を厚くしてゆきます
関係は心地よいものになるでしょう

 

反対に、
話を聴かず決めつけたり、
粗探しをして減点する人は?

信頼したくならないですよね
積み重ねのない状態でこれをしたり、
相手に甘えて繰り返していると、
当然の結果が待っています

 

たぶん人は誰でも、
分かってほしいのだと思います
気持ちを聴いてほしかったり、
傷つけられたと感じたりするから
違うことを忘れて、
自分の基準で考えてしまう

相手を自分の物差しで見るのは、
思い通りにしたいからでしょう
でもその状態は、
逆の結果しか生み出しません

人との関係は、
お互いが作るもの
そちらがしたらこちらもしてやろう
点数はこちらが決める
思うようにしないなら自分もしてやらない
それは契約と変わりません

自分から差し出すことは、
損失ではないのです
相手は返してくれるかもしれないし、
何も返さないかもしれない
それでも差し出すこころにこそ、
意味があるのです

 

 

自分の物差しは、
人には当てはまりません
ムリに当てはめて計ったところで、
得るものはなにもない

そのままの相手
思い通りにならない相手を、
そのまま迎え入れること
そこに何より大きな意味がある
そう思うのです
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