趣味の話:TU-HP01のオペアンプをTHS4631に換えたよ!

ポータブルアンプというものがあります
音楽プレイヤーとヘッドホンの間に入れて、
力不足のプレイヤーを補うのが第一の目的
音のパワーを増幅して、
高性能ヘッドホンの力を引き出してくれます

他にも温かさや透明感みたいな、
音の表現を広げてくれるものもあります
これはアンプ毎の性格で、
素っ気ない機種、
クールではっきりした機種、
温かくて柔らかい機種と様々です

最近はDAP自体の性能が良くなってるから、
必要性は高くないんだけど
それぞれの性格が好きで、
わたしは今でもよく使っています

今メインで使っているのは2機種
JVCのSU-AX01とエレキットのTU-HP01
SU-AX01は優等生、
TU-HP01は個性派かな
今回は後者、
TU-HP01のお話です

 

TU-HP01は真空管とICのハイブリッドで、
温かみのある音を鳴らしてくれる機種です
好みは分かれるみたいだけど
真空管の持つロマンに弱いわたし笑
最初に買って以来ずっと使ってます

アンプの中には、
出力に関わるICを交換できる機種があります
このICは『オペアンプ』と呼ばれるもので、
それほど高いものでもありません
安いものだとン十円から
交換することで音の感じが変わるので、
なかなか面白いです

TU-HP01もオペアンプ交換可能が売りで、
最初から2種類付属してきます
音の変化を楽しむのがコンセプトなんですね
わたしは高評価の『MUSES02』を別に購入、
交換しました
お値段たしか¥3400
評判通り音はクリアになり、
全体がはっきりした感じになりました

確かにいい感じ. . .なんだけど
聴くうちに気付きました
わたしの好みとはちょっと違う
真空管の柔らかさよりも、
透明感からくる冷たさが出てくる感じで
機会があったら変えよかな?
そう思ってました

いろいろやってるうちに、
そんなことも忘れてたんだけど
最近DAPを買い換えるにあたって、
アンプと組み合わせていて思い出しました

 

今回候補にあげたのは以下の3つ
どれも定評のあるものらしくて、
お値段安くはありません
OPA1622
OPA627AU
THS4631

上手くハンダ付けする自信がないので、
『8PinDIP変換基板に実装済み』
というものをオークションで落札
OPA1622は¥1200
THS4631は¥2500
OPA627AUはググッとお高いので、
今回は見送りました
届いたらさっくり載せ替え、
ワクワクしながら聴いてみましたよ

結論から書くと、
THS4631 > OPA1622 > MUSES02

わたし的にではありますが、
THS4631の音がいちばん好きでした
ホワイトノイズが少なくて、
気持ちよく伸びる感じがするし
MUSES02ほど冷たい印象でもないのです

 

THS4631の問題点として、
発振と発熱があるそうです
発振が起こるとどーなるか?
調べるとこんなことらしいですが

音松のオーディオクラフト
オペアンプ交換のよくある質問
http://www.otomatsu.jp/FQA.html
『Q5. むやみに交換すると発振するということをききますが発振とはなんですか?

A5. 発振とは字のとおりで、何も信号入れないのに出力から信号が出ることです。ピーとかギャーとか、ブツブツとかのノイズが聞こえます。そしてオペアンプが異常に熱くなっている場合が多いです。こうなりますとすぐに電源を切ってください。そのままにしておきますといずれは本体の電源が壊れるでしょう。こういった症状が無く、またオペアンプも少し暖かいくらいでしたら問題はありません。』

なんだかおっかないから気を付けてたけど
今のところそんな症状もなく、
心地よい音を聴かせてくれてます

 

音に正解はありませんね
わたしは細かいこと分からないけど、
心地よい音はやっぱりいい

質の良いものに触れると、
そのクオリティまでは分かるようになって、
理解の幅が広がる
懐中時計が好きで見ていた経験から、
なんとなくそう思います

音の世界は広大
真空管アンプもケタ違いの世界がありますが
今のところは満足いく音を見つけました

それなのに
また機会があったら、
先を見てみるのも面白いかな?
もうそんなことも思うのです


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