その軌跡は美しいか

生きていることは、
波を残して進むようなもの
波は何かに影響を与え、
また返ってくるものだから

美しい軌跡を意識すること
大切だと思います

 

自分は何を残すのか
最近よく考えます
もともと生き死にに関心が強かったから、
考えることもあったんだけど
最近は考える機会が増えました

自分の年齢が平均寿命の半分を越えたこと
会社を辞めると決めたこと
大きな天災のニュース
きっかけになる出来事はたくさんあります
でもそんなの関係なしに、
普段から考えるようになって良かった
そう思います

職場では意識して休みを入れたり、
後輩の意見を求める機会を増やしたりして、
悪い前例を作ってしまわぬよう
プライベートでは、
どうしたらお互い楽しめるか、
喜びを多くあげられるかを考えて、
より良い時間を作るように

もちろんそんなのは、
普段からやっておいた方がいいこと
相手の感じることは相手の問題でもあるけど

自分が意識するようになって、
確実に不協和音は減りました

 

結局のところ、
何を大切にするか?なのだと思います

自分のその時の思いはその時限り
感じることを流してしまわないのは大切です
ただそれをどう表現するかは、
また少し違うお話
こころを押し込めていて、
自分を解放できない状態にあるのでない限り
「自分の影響」は考えた方がいいのです

人は思いのまま生きていいもの
ただその「思いのまま」は、
何をしてもいいことではありません
前にガイギャックスさんが言ってたけど
何を選んでもいいけど、
何をしてもいいことにはならない

 

水鳥が軌跡を残すように、
わたしたちは常に影響を残していきます
人を傷付けるような軌跡にするか、
力づける軌跡にするかは、
選ぶことができる

誰かの気に入られたくて、
行動を選ぶのではありません
何を選ぶかはその人の美学
破壊的なことも創造的なことも、
全ては自分のために選ぶものです

軌跡は何かに当たったとき、
同じ質の波を返してよこします
自分の選んだことは結局自分に返ってきて、
そうして周りの水面は作られてゆく
これもまた事実でしょう

 

人生は自分のもの
何を選んでもいいのだけど
自分の選んだ行動が、
自分の環境を決めてゆくのだから

死ぬまでにどんな軌跡を見せるのか
考えてみるのも大切なこと
そう思うのです
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