言う必要のあること、言わなくていいこと

人は言わないと分からないけど、
言わない方が伝わることもある
本当に伝わっているのは、
言葉の奥にあるものだから

こころはどこにあるのか?
自分の気持ちをしっかり見ていくこと
大切だと思います

 

信じてるとか好きだとか、
あんまり言わなくなりました
言わなくていい部分がいっぱいあったこと、
気付いたからです

前によく言っていた時を思い返すと、
本当の意味では相手を信じてないし、
好きでもなかったように感じます
不安を紛らわすためとか、
自分の気持ちを維持するためとか
そんなのが多かったかな

信じてるとか好きだとか言うことで、
相手に要求してるようなものだったでしょう
『これをしてやるから同じものを寄越せ』
契約と変わらない
こういう不純さって相手に伝わります
言えば言うほど遠ざかっていた
そう思います

本当に信じていて相手を好きなら、
自然と行動に表れます
これは何よりも雄弁に、
わたしのこころを語るでしょう
周りとの関係は大きく変わり、
そのままの自分を許してもらえてる、
そんな感覚が強まりました

 

人はみんな傷付きたくありません
だから相手にいろいろ要求するけど
相手だって同じこと
ただ要求してくる相手に、
そのまま差し出す人はいないでしょう

傷付きたくないから、
まず相手に信じることを要求する
傷付きたくないから、
相手にこちらを好きになるように要求する
んなアホなって思うけど、
こんな話ありふれているとも感じます

構えを捨てて、
素の自分で向き合うこと
求めるものが返らない可能性を認めて、
それでもなお差し出すこと
無防備な自分をさらすのは、
すごく怖いことだけど

進んでみたら、
世界はずいぶん優しい顔になりました
差し出したところで何が減るわけでもなくて
わたし自身は、
むしろ増えたと感じています

 

言葉にするのは大切なことです
言わないと分からないことはあるし、
そんなことは伝えないといけない

でも言わなくていいこともあるし、
言わない方が伝わることがある
これもまた事実でしょう
言葉は手段で、
表すのと同じように、
表さないのも在ることを語ります

言葉の奥にあるもの
人にいちばん届くのは、
きっとそんな部分だから

こころの奥
自分の大切なものはちゃんと見つめていこう
そう思うのです
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