夜の不安に掴まれたら

夜になると、
たまらなく恐ろしくなることがあります
今やってることは間違ってるんじゃないか?
不幸に突き進んでるんじゃないか?
未来に希望が持てず、
すぐにとって返したくなる

こんなとき見える現実は恐ろしいものです
不安で作られた現実は、
自分にとって最も恐ろしい姿
起きてほしくない妄想だけで作られた、
歪んだ現実の似姿だからです
しかも不安は考えるほど大きくなるから、
強さははかりしれません

こんなのまともに相手しても、
まず勝ち目はありませんね
すぐに打ち負かされて、
破壊的な判断を下してしまう
過去そんな風にして、
わたしは大切な人をずいぶん傷付けました

 

夜の闇の中では、
見えないことが多すぎるのです
こんな時は戦略的撤退
判断の保留が最良の選択です

夜感じる恐れは、
自分自身の弱さに他なりません
不安は身を護ろうとするこころ
警戒心から来ています

アクティブな昼なら動いて対処出来るけど、
休息中はそれが出来ない
だからどんどん膨れ上がって、
恐れだけがつのってしまう
夜の不安なんて、
せいぜいそんなものです

撤退の理由は他にもあります
弱気はけっこう生理的な部分もあって、
いくらかの睡眠や、
お腹が満たされることで軽くなったりする

気付いた時は、
さすがに笑っちゃいましたが
そのくらいテキトーなものなのですね
結局のところ、
不安に力を与えてるのは自分自身です

 

現実には必ず複数の側面があります
何か1つ可能性があれば、
対になる可能性もまた同じだけある
不安にこころを掴まれていると、
片方しか見えなくなるけど
大切なのは選択肢があることを知り、
自分の意思で選び取ることです

もちろん不安をもとに判断してもいいけど
不安に支配される人生に発展性はありません
「恐ろしいからしない」がベースで、
結局何も残らないからです

空腹や疲れでコロコロ変わるようなものに、
人生預けていいのか?
これにイエスもないですよね
人は動物ではないのだから、
不安に負けて判断してはいけないのです

 

人生のマスターは自分自身
未来を行動して掴み取るのも自分自身です
大切な人を、
自分に負けて傷付けないためにも

夜の不安に屈したりはしない
つまらない判断は下さない
そう思うのです
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