矛盾だらけの全体を愛そう

人は部分だけの生き物ではありません
いろんな側面があって、
そのどれもがその人の顔

一面的に見ていたら、
本当の姿は見えてこないから
全体を知り、
その上で考えることを諦めずにいこう
そう思います

 

要素が自分を作ってるのではなく
要素は自分の構造の一部
お友達がそんなことを言ってました

人はいろんな顔を持って生きています
まるで宝石の切り子面みたいに、
光の当たり方で輝きが変わる
全く違って見えていても、
全てはその人の一部です

他人を見るときも自分を見るときも、
部分に囚われず全体を見ることが大切です

要素に支配された人はそれ一色
純粋ではあるけど柔軟性に欠けている
様々な輝きを忘れた状態です

時に矛盾に満ちていて、
他人に説明が難しかったりもするけど
全ての輝きがその人の姿でしょう

その人はある部分だけじゃはかれない
流れがないので分かりにくいと思うけど
この方が言っているのは、
そういうことだと思います

 

部分に囚われることの何がマズいって、
一面的な答えしか出なくなることでしょう
自分や他人を決め付けたり、
白か黒かの思考に陥って、
他者の正しさを否定してみたり
もちろんどんな考え方でも構わないけど、
ちょっと息苦しさを感じます

発展性のある視点は、
複数の視点を重ね合わせた時に現れる
わたしはそう考えています
ある価値観が正しくあるために、
他の価値観は否定されないといけないのか?
全体性と矛盾を許したとき、
新しい可能性は見えてきます

違う人が集まって生きている以上、
意見が同じになることはありません
そこで互いを否定しあっても、
誰も幸せにはなれないでしょう

何かのために他が犠牲になるのではなく、
痛み分けでもなく
みなが少しずつ楽になる答え、
あると思うんですよね

 

知識は火と同じ
考えなしに使えば周りを傷付けるけど、
適切に使えば周りを温めることも出来る
大切なのは知ったことをどう生かすか
お友達の言葉からは、
そんな温かさと知恵を感じます

わたしも部分に囚われることなく、
矛盾だらけの全体を愛そう
人を冷たい刃にしてしまわぬように
知ることも考えることも諦めずにいたい
そんなことを思うのです
f:id:ichapy:20180808075233j:image