未完成は面白いぞ

自分が何かに向かい合うやり方について、
考える機会がありました
完全と不完全
そんなことを考えていて、
子供の頃作っていた模型を思い出しました

プラモデルとかメタルキットとか
キャラクターモデルが多かったですね
あんまり設定に縛られず、
自由に作るのが好きでした
空想の世界だから、
こんなのもいいよね?っていう感じ

作るのは旧型の量産機が多い
主役機は遊びの余地がなくて、
面白くないなーと感じてしまって
旧型機は味があります

旧式化したものって、
現場がいろいろ改造するでしょう?
周りの進歩に対応するため、
装備を付け足したりもする
それでも追い付けなくなるのを、
だましだまし使っていく
想像の入り込むたくさんの余白
そこが好きだったと思います

 

より完全なものに惹かれる
不完全なものに惹かれる
人にはどちらの側面もあるかもしれません
わたし自身は完全を目指すところがあるけど
どちらかと言えば不完全なものに惹かれる
なんだか矛盾してますが

完全に近付けようとして動かないなら、
それは何もしていないのと変わらない
動いた方がずっといい
そんな風にお友達に指摘されました

これ本当にそうだなと思います
完全を目指すのはほどほどに
あんまり自分を追い込まない程度に、
上を向く気持ちがあればいいのでしょう

他人に完璧を求めるのは違うと感じます
自分が完璧じゃないんだから、
他人も同じこと
ここは簡単ですね

 

不完全なものの魅力は、
手の入る余白にあると思います
目指すものと関わる人で変化する可能性
そういう意味で不完全は未完成、
作り上げる余白があるものと考えられます

何かをかたちにする面白さも、
ここにあると思います
いろんな可能性の中から、
手探りで作り出してゆく工程

1人はもちろんだけど、
多人数でもこれはきっと同じです
他者との関係から生まれる可能性は、
1人の考えを凌ぐものでしょう

不完全でも動いた方がいい、
話した方がいいというのは、
人との関わりで可能性が広がるからですよね
可能性は変化から生まれます

 

完全であることに縛られるなら、
未完成の方が面白い
未完成であることを共有し、
周りとの関係で完成に近付けていく

もしかしたら、
人生も同じかもしれませんね
未完成だから面白くて、
自分の目指す姿を求めていくのかもしれない
そんな風に思うのです

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