『破天荒フェニックス』を読み終わって

『破天荒フェニックス』という本があります
メガネチェーン店OWNDAYSの再生の物語
実話が元になったお話です

わたしビジネス小説とか興味がありません
仕事が額縁屋の工房作業員で、
縁のない世界なのでピンとこない
それでこの本も最初は興味なかったんだけど

周りの評判がとってもよいのと、
Twitterの友達が登場人物の1人と聞いて
気になって読むことにしました

 

読んでみて分かったこと
面白いです!
ビジネス小説がどうとか、
そういうのは関係ない感じ

30代の若い社長さんの会社買収劇で始まり、
倒産寸前の状態を完全に立て直すまで
債務超過に陥った会社には信用がなくて、
銀行も動こうとしない
次から次へとやってくる荒波をどうするか?

やっと乗り切ったかと思うと、
もっと信じられない荒波がやってくる
グイグイと引き込まれて、
500ページほどがあっという間です

 

読み終わってから、
いろんなことを考えました
仕事へのスタンス
触れている商品への思い

特に劇中の社長さんの持つ、
メガネを通して世に貢献する気持ちを見て、
気付くことがありました

わたしの今のお仕事
お客さまの喜びにつながる実感がありません
世の中の役に立ってる感覚もない
いいお仕事だと思うけど、
わたしにとって喜びの少ないもの
あまり人に話す気にもなりませんでした

反面で
最近ハンドマッサージを習って、
練習という形で提供してみて
教えてもらった技術が、
とっても素晴らしいものだと分かりました

してあげた人の笑顔
それを見る自分の喜び
提供していることの素晴らしさを、
わたしは信じている
これはわたしにとって非常に大きいのです

仕事って人生の少なくない部分を占めますね
わたしにはただ得意な技術を提供するより、
誰かの喜びにつながることが大切
今後のお仕事をどうするか?
わたしにとって大きな課題だけど
考えるべきことが1つはっきりしました

 

これからお仕事を辞めるタイミングで、
この本に出会えたこと
幸運だったと思います

金融とか会社経営とか、
知識があればもっと楽しいとは思うけど
分からなくてもこの本は、
いろんなことを教えてくれます
お仕事で考えることがあるのなら、
オススメの一冊だと思います

普段と違うことをしてみると、
新しい自分になってゆく
これからは食わず嫌いしないで、
もっといろいろ読んでもいいかな?
そんなことを思うのです

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