お腹から分かるようにしていこう

考え方でも人のことでも
頭で分かることとお腹から分かること
違うなって実感しています

頭や言葉だけで理解したつもりになっても、
それはこころに根を下ろしていません
何か起きたとき、
その言葉で考えることは出来ないし、
ある人の情報をいくら知っても、
こころを分かることはない

お腹から分かった時ってここが変わります
すっとその考えが浮かんで、
自分を助けてくれる
その人を思うとき、
ただの言葉より情景や音楽、
その人のクセみたいなものが思い浮かぶ

知識や言葉は道具にすぎません
こころを楽にしてくれるのは、
使いこなす知恵
こころに溶け込んだ経験なのだと感じます

頭の良さにコンプレックスがあって、
ずっと『知ること』に価値を置いていたけど
ただ知識があるだけでは意味がない
今はそう思います

 


むしろ知らないことの方が、
価値あることなのかもしれない
そうも思います

『知っている』と認識すると、
そこに向ける意識はおざなりになります
知ることに対する姿勢や意欲は、
十分には働かないでしょう

世界は広くて、
知らないことはいくらでもあります
どんなことにも知らない側面はあるし、
すべてを知ることなんて不可能なこと
人のこころは世界以上に広い
やっぱりすべてを知るのは不可能です

それを知ったつもりになって、
自分を鎧で固めたところで、
傲慢で滑稽な姿にしかなりませんよね

 


自分が知らないことを知り、
考えや人を知ろうとするこころ
そんな知らない自分を知る姿勢が、
人のあり方を決めていきます

自分が知らないことを知る
少し知っただけで満足せず、
お腹から分かるように積み重ねていくこと

大切だって思うのです

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