何があっても大丈夫

世間がつまらない
まわりが全部悪い
20そこそこの頃
やたらと周りにトゲを出していました

いじめられた経験から誰も信じず、
自分が好きになれなくて
自分以外の何かにならなきゃいけない、
そう思っていて
話を聴いてくれないと決め付けていたから、
誰にも気持ちを話さない

専門学校の学生証を見ると、
何怒ってんだ?って顔が見返してきます
表情は気持ちの鏡
その頃のひねくれた自分がよく分かります

 


その頃からはや四半世紀
時は偉大です
今でもひねくれた自分が、
顔を出すことあるけど
それでもずいぶん変わった自分を感じます

今のわたしがその頃の自分に、
何か言うとしたら?

傾聴を習った時、
すごく印象に残ったことなんですが
人に寄り添おうとする言葉は、
いちばん言って欲しい言葉なのだそうです
わたしの答えは「そのままで大丈夫よ」

京都の土肥先生に、
「大丈夫」と言ってもらって
すごく救われたのを覚えています
このブログの目的も、
生きづらい人に大丈夫って伝えること
わたしがつらい時を歩む人に伝える言葉は、
「大丈夫だよ」です

たぶんここはわたしの核
何かにならなくていいし、
がんばらなくていい
生き方に制限はないから大丈夫
20の頃の自分を見て、
40半ばの自分は思います

 


もちろん人は違うものだから
こちらの嬉しい言葉が、
相手にも嬉しいとは限らないけど
そこでためらって声をかけないよりは、
声をかけた方がいいと思います

言葉は素材
料理の仕方で、
気持ちを伝えることは出来ます

共感っていいものです
みんな意識していなくても、
つらい人には自分がされて嬉しいことを、
自然としてあげている
大切な人を気にかける気持ちって、
根源的なものなのでしょう

 


つらかったことも、
何ひとつムダなことはありません
肯定すれば、
自分を輝かせてくれる

悪いことみたいに言われがちだけど
過去のつらい思いがあったから、
今の幸せがあります
今思えばそれで良かった
そのまんまで、
何かになる必要はなくて
そこで悩んだことが、
確かに今を支えてくれています

これはきっと誰にも言えること
そのとき感じていることは、
他の誰にも感じることの出来ないもの
今を存分に感じることが、
未来への道を作ってくれます
これは若くて未熟な自分からの、
未来へのプレゼントです

 


だから何があっても大丈夫
自分以外にならなくていいし、
がんばらなくていい
トゲを出してようが何だろうが構わないから
今を感じるまま歩いていこう

そう思うのです

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