『種』を知ることで見えてくるもの

自分の中には、
思わぬものがかくれていることがあります
普段は見えない土の下
顔を出すのはどんな時か?

その時を知り、
適切に対処していくこと
自分を知る武器にしてゆくこと
大切だと思います

 


他人のアレコレ
目の前の相手の気になること
イライラしたりモヤモヤしたり
時にはもっとはっきり怒りがわいたり

そんなことよーくあります

血が上っていると自分は点の状態
主観のみで周りは何も見えません
なので一回深呼吸
気持ちを落ち着かせることが必要です

落ち着いたらやることは、
自分の感情を知ること
怒りの影には、
悲しみや恐れが隠れています
モヤモヤすることには、
価値観に合わない何かが隠れている

引き金があって感情は起きあがってきます
因果関係が分かれば、
あとは自分がどうするかを決めるだけ
ここまで来れば視野も広がって、
迷うことは少ないでしょう

 


だいたいこんな流れで、
わたしは出来事に対処しています
ここから最後にもう1つ
わたしは考えていることがあります
自分の中にある『種』についてです

人に思うことや感じることは、
自分の中にも同種の源が必ずあります
引っかかるものが自分の中にあるからこそ、
引き金も引かれる
種のないことは見えることもありません

他人は自分の鏡とはよく言ったものです
相手を決めつけているときの常套句、
「コイツはこうに違いない」という考えも、
そのまま自分に返ります
自分の中に同じものがなければ、
そんな考えすら浮かばないからです

 


だから頭に血が上って、
人を責めれば責めるほどに、
後で恥ずかしさが増すことになります
コレなかなかに効果的

最初は後から赤面することの連続だけど
繰り返すうちに学習して、
途中で気付くようになる
怒りのコントロールが、
いくらかでも容易になります

自分の弱点を知る方法としても、
他人へ向ける意識を見ることは有効です

自分の中の種を知ると、
『認めて欲しい』とか、
『役に立たなきゃいけない』とか、
『がんばらなきゃいけない』とか
蓋してきたことがボロボロ出てきます

自分が傲慢になってるような時は、
いい具合に自分を鍛え直してくれるでしょう

 


自分の中の種を知ることで見えてくるもの
それは自分が蓋してきた思いや、
隠している思い

普段は気付かれない土の下だけど、
風が吹いたり水が流れたりすると顔を出す
適切に扱えば、
自分を高みにも連れて行ってくれるから

ただ出来事に反応するだけで終わりにせず、
こころを見つめるチャンスと捉えること
隠れた種を知り、
自分をより完成に近付けてゆくこと
大切だと思うのです

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