差別や偏見を感じたら考えてほしいこと

差別や偏見はどこにあるのか?
言葉や行動のトゲは誰が植えているのか?

どんなことも自分で選べるなら
自分を傷付けることは選ばないでほしい
苦しむ必要なんてないんだから
そう思います

 


今日の夕方のこと
『レインボーさいたまの会』
https://m.facebook.com/rainbowsaitama/
という集まりの人たちが、
駅前で署名を集めてました

パートナーシップ制度
いろんな立場の人が定められた枠を越えて、
婚姻関係を結ぶことを可能にするもの

わたし結婚にこだわりはありません
直接関わることは少なそうな制度
でもそれで幸せを感じられる仲間がいるなら
いいことだと思うから
署名して、
ついでにいろいろ話しを聞いてきました

 


レインボーさいたまの会の所沢での活動は、
今回が初めてのようです
確かに今までこんなかたちで、
駅前で虹色の旗を見たことはありません

当事者ではないアライ(仲間)の人や、
いろんな立場の当事者の人たちが、
街行く人に呼びかけて
街の人もけっこう応えてくれてました
実際感じる印象も、
否定的なものは無いとのこと

セクシャルマイノリティも、
それなりに知られるようになったのかな
つらい思いをする若い人が少しでも減るなら
それがいいから
よい変化だなと感じます

 


「何か困ることはありますか?」
聞かれて自分のことにも気付きました
ほとんど無いんですよね
シンプルなアンダーじゃないと、
男湯行くの躊躇するとか
そのくらいかな. . .?

聞いた人は意外そうにしてました
そのくらい差別の話が当たり前に出てくると
その人は感じているようでしたが
ほぼないのは疑いありません

わたしは恵まれているのでしょう
周りのみんなは分かってくれて、
気にせず付き合ってくれます
まあわたしが自分を隠さず表に出してるから
嫌な人は近寄ってこないのかもしれませんが

わたしは今の自分が好きです
隠す気はないし、
もちろんそうする必要もありません
劣っていたり、
隠されるべき存在じゃないからです

 


他人の目を必要以上に気にすることって、
内面化した自分の中の偏見が原因です
セクシャルマイノリティは気持ち悪いとか
隠されるべき存在とか
そう自分が思って、
他人の言動に意味付けするから起きること

人の言葉や振る舞いから何を感じるか
これは受け取った側が決めることです
前のわたしは自意識過剰で、
ほんの少しのことに痛みを感じたものですが

それは自分が傷付くということを、
自分で選択していただけのことが多い
気付いて自分の受け取り方を変えたら、
気になることも減ってゆきました

もちろん現実には差別もあるのでしょう
これから就職するにあたって、
そんな目に遭うかもしれません
でもそんなとここちらから願い下げですし
関わる気もありません

子供や若い人が差別や偏見で苦しむのは、
環境を選べない側面があるからです
大人になったら環境は自分で選べます
苦しむ場所に居続ける必要はありませんよね

 


差別や偏見で苦しんだら
自分で選べることもあるというのは、
考えてほしいなって思います

受け取り方は自分で選べます
大人なら自分の居場所も好きなように選べる
それで困ったことは起きる?
子供の狭い世界でもない限り、
ほとんど起きようがないと思います

トランスジェンダーとして生きることも同じ
前は気になって仕方なかったけど
今は「わたしはわたし」でしかありません

トランスは通過点
大切なのはその後の人生です
思うように表現する人生も、
思うことを隠して生きる人生も
決して誰かのせいではありませんでした

 

 

本当に必要なことに対しては、
レインボーさいたまの会の人たちみたいに
声を上げることは大切です

でも同じくらい考えてほしいこともあります
自分で選べることは選んでいいってこと
苦しみは選ばなくていいこと
そうすれば困ることはほとんどないこと

嫌だなって思うことがあったら、
思い出してほしい
そう思うのです

f:id:ichapy:20190203225731j:image