モデルにできる人を持とう

大切なことも、
つらい境遇だと気付かないことがあるから

先を歩いてる人
自分がこうなりたいなと思う人
視野に入れておくのは大切なこと
そう思います

 


周りを見回してみよう

自分の先を歩いていて、
やりたいと思うことをもうやっている人
自分ができるか不安なことを、
もう実践している人
身近にいるでしょうか?

わたしトランスの道に踏み出した時、
そんな人はいませんでした
探せば必ずいたはずなんだけど
いないと決めてかかってた

人は見えると思っていることだけを見るから
わたしにはトランスの人生でモデルになる人
すぐに見つけることは出来ませんでした

結果しなくていい思いをして、
今の場所にたどり着くのに、
ずいぶん遠回りしたと思います

遠回りした時間が全部ムダだったかと言えば
そんなこともありません
物事はいちばんの結果に落ち着くもの
どの出来事も、
わたしには必要だったと言えますが

みんながそうかと言えば、
そんなこともないでしょう
周りを見回して、
しなくていい苦労と分かるなら
しない方がいいとわたしは思います

 


前を歩む人はいる?

その分野のパイオニアって人も、
ごく稀にいますが
たいがいは前を歩む人がいるものです
先を歩む人はモデルになって、
身の処し方を教えてくれます

そういう人に気付くには、
広く情報を集める必要があります
わたしが京都の土肥先生に気付いたのは、
Webで論文を調べている時でした

先生に出会って、
「大丈夫」って声をかけてもらえなかったら
今のわたしはありません
前を歩む人を知るのは大切
そんなことを知った瞬間でした

 


自分は無関係じゃない

LGBTに関して、
ずいぶん知られるようになりました
今の若い人たちは、
わたしに比べて情報は得やすいでしょう

それでも苦しんでる人の話を、
聞くことはあります
苦しまなくていいことで苦しんでる人がいる
それは情報が増えた今も変わらないようです

LGBTを例に取りましたが、
それ以外の領域で、
似たことはいくらでも出てくるでしょう
女性の雇用
子育てでの孤独
高齢者の孤立

こういうことは、
自分と無関係ではありません
いつ自分に降りかかるか?
それは分からないこと

わたし自身、
20代では自分がこういう生き方をするとは、
思っていませんでした
男らしく生きるのが当たり前で、
自分はおかしい
そう思ってましたから

社会のことに関心を持つ必要があるのは、
こういう側面があるからです
自分や自分の愛する人に、
何かしら問題が降りかかったら?

情報の少ないことも、
全く興味をひかないことも
どこで関わってくるか分かりません
自分は無関係じゃないのです

 


まとめ:モデルにできる人を持とう

つらい状況にあると、
大切なことが見えなくなったりします
突然降りかかった出来事も、
判断を鈍らせます
そんな時

モデルになる人の存在は、
道しるべみたいに感じます
たった一言の言葉で救われることもあるし
そんな人がいるだけでも心強いものです

だから周りを見回して、
関係ある人がいないかもしれないと感じても
諦めないでほしいのです

人は独りではなくて、
助け合うことができます
知っているだけでしなくていい苦労も、
避けられるかもしれないから

先を歩いてる人
自分がこうなりたいなと思うような人
視野に入れておくのは大切なこと
そう思うのです

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