京都巡りのこと

京都観光らしきことなんぞを

京都によく行っていた割に、
観光地をあまり知りません
今までは飲み会が目的で、
ほとんど滞在時間は飲んでいたからです

ここしばらくのこころの変化で、
前より神社仏閣に興味も出てきたことだし
今回は2カ所見に行くことにしました

 


安井金比羅宮

まず最初に安井金比羅宮
崇徳院さまを奉っている神社です

瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
われても末に逢はむとぞ思ふ
百人一首のこの歌でも知られていますね

崇徳院さまは、
すごーくパワフルな怨霊として知られたお方
後白河天皇との争いに敗れ、
讃岐に流されて亡くなった崇徳院さま
後の災いで怨霊と恐れられましたが
今では神様になってます

ここは悪縁を切り、
良縁を結ぶことで知られています

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まず方代(カタシロ)に思うことを書いて
次に穴を表から入って、
裏からまたくぐり抜けて戻ってくる
そして方代を貼り付けるんですが

わたしは悪縁ってあんまりピンとこない
今わたしの身近にいる人は、
みんないい縁だなと思います

なので方代には
「よくない縁は離れるままに
よい縁は大切であることを忘れないようにします」
と書きました

 


三十三間堂

お次は三十三間堂
三十三間堂と言えば千手観音が有名ですが
わたし二十八部衆も好きでして
特に迦楼羅天が好きです

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出典:日本の仏像


今回何か見てこようと考えたとき、
最初にここを決めました

最初に拝したのは高校の修学旅行だから、
30年くらい前でしょうか
未だに覚えてますから、
よほど印象が深かったと見えます

千手観音立像は平成の大修理を経て、
1001体が揃っています
二十八部衆風神雷神も、
創建当時に近づける配置換えが行われたとか

あんまり細かいことは分かりませんが
二十八部衆いいなぁと思います
それぞれいでたちも表情も個性的
五眼の摩侯羅王とか、
竜をまとわせた難陀竜王とか

千手観音立像は作者も様々で、
どのお姿も同じではありません
中央の千手観音座像も素晴らしかったです
二十八部衆と比べるとおだやかな表情から
担うものの違いを感じます

日本語のあっさりした説明文に比べて、
英語の説明文が充実しています
ここは英語の方を読むとより楽しめるかも

 


まとめ:大切な縁を大切にしよう

安井金比羅宮の方代の様子からは、
人の業みたいなものを感じました

行ったときはすごくいいお天気
燦々と降り注ぐ光で、
暗いイメージはありませんでしたが
中には人を恨むようなものもあると聞きます

縁を良くするのも悪くするのも、
幸せ不幸せを決めるのも自分です
自然の流れに任せていれば、
それほど人間関係って悪くならない
嫌なら離れればいいだけですからね

ムリを押し通そうとするからつらくなる
そういう縁はそのままに
自分は完璧には程遠いけど、
それでもそばにいてくれる人との縁を大切に
それがいいと感じます

三十三間堂の千手観音から伝わる、
おだやかな空気
ムリはしないで、
こんな風にいられるといいな

そんなこと思うのです

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