尊敬や感謝や愛情が足りないと感じることの意味

 

「尊敬が足りない」
「感謝が足りない」
「愛情が足りない」

こんな言葉を聞くことはよくありますが
変だよなぁと思います

 


求められて向けられる?

先に挙げたような言葉
自分で思っちゃうことも、
実はけっこう普通にありますが

誰かから自分が求められたとして
尊敬なり感謝なり愛情なりを、
自然に湧き上がる形で向けられる?

わたしはちょっと難しいです
それどころか逆
めんどくさいなと思います

まあ尊敬も感謝も愛情も
言われて意識して向けること、
不可能とは思いませんが

これって自然に湧き上がるから、
意味があるんじゃないでしょうか
これは他人も大差ないでしょうから、
言われると変だと思うのです

だから最低限自分では言わないように、
気を付けています
求めて向けられたとしても、
たぶん満足出来ないと知っていますし

 


感じているのは寂しさ

足りないと感じているのが誰かと言えば、
それは言っている側です
だから上で挙げた言葉の本当の意味は

「もっと尊敬してほしい」
「もっと感謝してほしい」
「もっと愛してほしい」

分かりやすいですね
だから他人に対して、
尊敬や感謝や愛情の不足を感じるなら

そこにあるのは、
自分が「そうしてほしい」という気持ちで
「自分が寂しく感じる気持ちが大きい」
ということになります

 


気持ちの伝え方の基本

自分が感じる寂しさを相手の不足と表現して
上手くいくもんでしょうか?

責められて相手の言うことを飲んだとすれば
そこにあるのは罪悪感です
罪悪感から出た、
尊敬や感謝や愛情のようなもの
そこにどんな意味があるでしょう?

「誰かのせい」と表現した時点で、
それは相手への攻撃になります
相手は反発するでしょう

自分が寂しく感じるのなら、
「自分が感じている」寂しさを、
伝える必要があります

今自分が感じていることは、
「誰か」に「感じさせられたこと」じゃない
「自分」が「感じていること」です

だから伝えることがあるとすれば、
「あなたの言動から自分はこう感じている」
という内容でしょう

 


まとめ:素直に話してみたら?

強くなきゃいけないとか考えてると、
伝えるのは難しいかもしれませんが
人は弱いもので、
誰かに迷惑をかけて生きているものです

話してみてもいいんじゃないでしょうか?
近い関係の人なら聴いてくれます
近いはずの人が聴いてもくれないなら
そんな関係は、
考え直してもいいんじゃないでしょうか?

尊敬や感謝や愛情が足りない
そんな風に相手を責めるのではなく
自分の感じることが、
こころの求めを教えてくれるから

そう思うのです

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