趣味の話:Pinephoneのこと
Pinephone買っちゃった
このところ、Pinephoneというものを触っています。
PinephoneはAndroidともiOSとも違う、その他のOSを使用出来るスマートフォンです。
その他のOSって何ね?と言われそうですが、ザックリ言えばLinux。
まぁAndroidもLinuxですが、それ以外のものですね。
発売は2019年。
最初のBraveHeart EditionはRAM2GB。
ちょっと弱そうで敬遠してましたが、気付けばRAM3GBのBeta Editionが出ている。
更にスペック強化されたProも発売されるってことで、両方(^^;)購入したのでした。
OSはArchのPhoshに決定
最初に手にしたのは中古のPinephone。
PinephoneはMicroSDカードから起動可能。
バンバン書き換えて遊べます。
アーキテクチャは使ったことのないArm。
OSはここから気に入ったのをダウンロード。
https://wiki.pine64.org/wiki/PinePhone_Software_Releases
ダウンロードしたイメージは、BalenaEtcher、dd、Gnome-disk-utilityあたりでMicroSDに焼きます。
カバーを外すと出てくるスロット上段に、差し込んで起動すればOK。
本体のeMMCにインストールしたい場合は、JumpDriveイメージをMicroSDに焼いてセットすれば簡単です。
https://github.com/dreemurrs-embedded/Jumpdrive/releases
JumpDrive起動状態のPinephoneをPCにつなぐと、PCにはeMMCドライブとして認識されます。

DanctNix(ArchLinux)、Manjaro、Mobian、UBPorts、PostMarketOS、SailfishOS、openSUSEなどなど。
デスクトップもPhoshとかPlasmaとか。
正直どれも大差なく使いにくいです笑
モバイル用アプリは少なく、PC用アプリは画面表示の問題などで実用は難しい。
結局PCでの慣れと日本語入力でArchを選択。
Plasmaは重さ、ウィジェットの不具合、キーボードでctrlキーがきかないなどの問題があり、Phoshに落ち着きました。
日本語入力
http://mochiuwiki.e2.valueserver.jp/index.php?title=PinePhone%E3%81%AE%E5%88%9D%E6%9C%9F%E8%A8%AD%E5%AE%9A
こちらを参考にさせていただきました。
fcitx5-im、fcitx5-mozc、otf-ipafontをインストール。
魔法の呪文の書き込み先はこの2つ。
/etc/environment
~/.pam_environment
GTK_IM_MODULE=fcitx5
QT_IM_MODULE=fcitx5
XMODIFIERS=@im=fcitx5
fcitx5 -r
再起動してfcitx5の設定をすれば入力可能になりました。

ありがたや。
ケースはPixel3a XLを加工
画面保護フィルムは国内でも手に入りますが、専用ケースはソフトもハードもPine64のサイトのみ。
似たサイズで探してみることにしました。
Pinephoneのサイズは160.5×76.6×9.2mm。
Pixel 3a XLが近いようです。
新古品で手帳ケースが安く手に入ったので、電源とボリュームボタン位置、カメラ位置をカット。イヤホンジャックとUSBはそのままでOK。

サイズはPinephoneもProも問題なしです。
背面に丸く指紋認証用の不要穴アリ。
カメラ位置が高いため、ケース上部が弱くなります。カットした部分に何か塗って固めないとかな?
手間、SDカードの出し入れを考えると、汎用ケースを買う方が無難かもしれません。
ロマン枠の逸品
Pinephone Proが届いて、こいつは自分でArchLinuxArmをインストールして起動するための教材に化けました。
現状、PinephoneをAndroidやiPhoneの代替として使うのはキツいでしょう。
電池は1日保たないし、Wi-Fiはb/g/nで掴みもイマイチ、処理は遅いしアプリも少ないし。
使ってみてAndroidやiPhoneのすごさに改めて気付いたくらいです。
画面とLTEモデムWi-Fiその他いろいろ載ってて15k程度。
Linux好きで勉強するつもりの人、ラズパイとかでArmに慣れてる人向け、実用ではないロマン枠、ですかね。
フトコロは寒くなりましたが、わたしは買って良かったと感じてます。
