趣味の話:みちのく潮風トレイル⑤志津川→気仙沼
この回も土曜日~火曜日の日程。
2021年の5/8~10で決行しました。
峠が1つある程度なら、
40km進めるのは前回の経験で分かりました。
およその自分のペースが分かったので、
だいぶ計画も立てやすく感じます。
この2日間で進めるのは、
よくて65kmほど先の気仙沼大島の手前まで。
もっと進みたいところですが、
エスケープできなくなってしまいます。
わたしのルートはノースバウンドで、
距離はデータブック準拠です。
土曜日:志津川駅→三陸自動車道接点手前
(373.02-376km)
昼便の高速バスで仙台に向かい、
仙台→小牛田→前谷地→柳津→志津川
とJRで移動。
ちなみに柳津→志津川はBRTです。
BRTはBus Rapid Transitの略で、
簡単に言えば専用レーンを走るバスのこと。
津波で流された鉄道跡から線路を撤去し、
そこを専用道路として走るバスで、
柳津-気仙沼間と気仙沼-大船渡間はBRTです。
一部一般路も走るので、
遅れることもある言われますが、
わたしが使った限りかなり正確でした。
南三陸町はチリと縁が深く、
そこここでモアイ像を見ることができます。
志津川駅から少し進み、
大雄寺を過ぎて三陸自動車道の手前、
田んぼの横の空き地で野営しました。
田植え前の田んぼには水が入っていて、
一晩中カエルの大合唱が聞こえていました。
日曜日:三陸自動車道接点手前→前浜漁港
(376-414.94km)
もうこの頃は日の出も早いので、
4時には撤収を済ませ歩き始めました。
入谷地区は田んぼが広がり、
日本の原風景といった趣があります。
カエルや牛の鳴き声が聞こえる中を歩き、
田束山に向かいます。
悪人は通り抜けられない『巨石』
動いて笑って旅人を脅かす『なまこ石』
蕎麦を食べ蕎麦湯を飲まないで通った男が、
別の男に腹を割かれ殺される。
これは胃袋から蕎麦を取り出し食うためで、
蕎麦を洗ったため赤く染まった『血の池』
田束山は山頂のつつじ園で有名な山です。
行者の道を下り気仙沼市へ。
気仙沼市内は工事が多く、
事前の情報確認が欠かせません。
トレイルサインも他より少ないので、
けっこう迷いました(^^;)
本吉地区を過ぎて前浜漁港へ。
漁港のすみっこを借りて野営です。
月曜日:前浜漁港→浪板橋
(414.94-438.87km)
この日歩く距離は少ないですが、
早く着けばご飯を食べる余裕もできるし、
工事の迂回もバカになりません。
日の出前に出発しました。
大谷海岸を通り、
震災遺構の向洋高校跡を観て、
岩井崎園地を抜けて、
お昼には気仙沼漁港に到着。
やはり途中かなり迂回路が多く、
予想よりも時間がかかりました。
『鶴亀食堂』でお昼ごはーん♪
https://kesennuma-tsurukame.com/
メカジキの煮付けとお刺身。
スッゴいおいしいですー
電車の時間には余裕があるので、
安波山の頂上まで登り、
新しくできた復興祈念公園を周り、
浪板橋まで行ってストップ。
ゆっくりと気仙沼駅まで歩いて、
帰途についたのでした。
今回の学び
トレイルサイトの情報確認は欠かさない!
街中は迷いやすいので気をつける
トレイルのウェブサイトでは、
工事の情報が細かくフォローされています。
さかのぼれるだけさかのぼって、
しっかり調べるのは大切と知りました。
(つづく)