気にせず描いちゃえ! ともらぼ&おもしろアートコラボ参加その2

承前

後半は松永泉さんの『おもしろアート』
先入観を捨ててアートを楽しんで、
固くなったこころをほぐすもの
上手い下手は関係なし!
もう何でもありのお絵描き体験です

 

まだ小さい頃、
図工の時間が好きでした
粘土で何かを作ったり
好きなものの絵を描いたり

子供の作るものって味がありますね
「上手く描かなきゃ」とか、
とらわれがないから伸びやかで
感じたものがストレートに表現されている

ここに他人の目が入り込んでくると、
途端につまらなくなります
自分以外の影響を受けて、
その子の絵は消えてしまう

これ、
自分でも覚えがあります
上手くできたと思って見てもらったら
返ってきたありがたいアドバイスの数々
結論は「お前の絵は下手」

そこから人の目が気になって、
なんだか楽しく描けなくなりました
「よく描けたね」って、
言ってもらいたかっただけなのにね

 

絵に限らないと思うけど
本来表現はごくごく個人的なもの
上手いか下手かって、
たいして重要じゃありません

自分の見えたように、
楽しく表現できたか?
大切なのはそこですよね

上手いか下手かは何かと比べた時、
浮かび上がってくるもの
絵を描くとき上手いかどうかが気になるのは
小さい頃から比べられ続けているからです

 

さて泉さんのアート体験、
使用するのはクレヨンです
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面でも描けるように、
回りの紙は外されてます

ハガキにまっすぐ直線
次にぐねぐね曲線
その次にきざぎざ折れ線
幅は自由で色も自由
次は線で囲まれた部分を色で塗ってゆきます

色は重ねてもいいし、
硬いもので引っかいてもいい
やっちゃいけないことはないから、
人によってどんどん違う方向に進みます
ある程度出来たらシッカロールでこすって、
定着させて完成!

クレヨンのにおいと手触り
紙とすれる音
描き進むにつれて表れる色とかたち
はじめは考え考えで手が動かないのが、
しばらく経つと面白くて止まらなくなる
そうすると音もにおいも消えて、
自分と紙がつながるのを感じます

 

囚われていることはたくさんある
描き始めと終わりの気持ちを振り返ると、
そう思います

できた絵は今のわたし自身
意外と勢いもあって、
悪くないかな

自分を見つめる機会にもなった
『おもしろアート』
また開催する予定もあるみたいだから、
今から楽しみです
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