大地をしっかり踏みしめよう

新しい世界は魅力的だけど
大切にしたいのは、
いつもそこにいる人

美しい花を咲かせるために
遠くに手を伸ばすだけじゃなくて、
身近にあるものを大切にしたい
そう思います

遠くのもの
新しいもの
そこに何が待っているのか
未知の世界は魅力的だなって思います
新鮮さに触れると気持ちは洗われるし、
可能性も広がるから

わたしはもともと、
石橋叩いて渡らないタイプ
「いつかもっといいものが来るかも」
そう言ってチャンスが行くのを眺めるような

転んで痛いのも、
失敗して自分の価値がなくなりそうなのも、
怖くて仕方なかったんですよね
やってみれば、
実際はたいしたことないのに

だから意識して動くようになったら、
いろんなことが変わりました
聴いたことのない音楽
行ったことのない場所
好きな人にも、
ちゃんと気持ちを伝えるようになりました

ほとんどの限界を作るのは自分で、
挑戦は世界を広げてくれる
これはわたしが特別なんじゃなくて、
誰も変わらないことと思います

ただ最近は、
風への憧れも落ち着いたのか
近くにあるものがいかに大切か、
身にしみるようになりました
自分が世界とサヨナラするとき、
そばにいてほしいのは大好きな人です
こころの内を分かってくれる、
安心できる人

このところFBで世界を広げるのを止めて、
分かりました
もうわたしのそばには、
充分過ぎるほどのものがある

もちろんそれで、
未知への憧れが消えるわけじゃないけど
足元をかためなければ根の弱い植物と同じ
美しい花は咲かせられないと感じます

ステージは人それぞれ
どこまでも世界を広げられる、
器の大きな人もいるでしょう
今のわたしのステージは、
たぶん足元がため
生き方を見直して、
身近な人とのつながりを確認する季節です

次の季節はどうなるかな
それはまだ分からないけど
今は手の届くところを大切にしていこう
そう思うのです