ゆっくりでいいから進んでいこうよ

こころが参ってしまって、
出来ることが出来ない
そんな風になったことがあります

わたしは他人に評価を依存してたから、
役に立つことが大切だと思っていました
社会に出ても、
学校気分が抜けてなかったのかもしれません
自分で思うのは勝手だけど、
アホなわたしは他人にもそれを求めました

ヒドい話だよなって思います
出来ることじゃなく、
出来ないことから他人を評価したのですから
いきなりダメな人の出来上がり、
不得手を埋めることに躍起になって
その人が疲れたのはもちろん、
わたしも疲れちゃいました

 

そのままではその人の居場所がなくなる
わたしはまた勝手にそう考えて、
「やれば出来る」その人を探そうとしました

大きなお世話ですよね
そんなのは本人がやりたきゃやればいいこと
他人がくちばし突っ込むことじゃありません
わたしはさらに疲れて、
気が付くとどこかの歯車がズレていました

 

会社に通って仕事はしてたけど、
他のことはロクに手に着きません
家に帰ったら、
ただ時間が過ぎて行くだけ
荒れてゆく家の中を見ながら、
ぼんやりしていたのを思い出します

最低限のことはやっていたから、
それほどヒドい状況ではなかったのでしょう
わたしはほどなくして元に戻りましたが
今でもこの時の影響が出ることはあります
家の中のことはひどく苦手になったし、
集中するのは難しく感じます

 

他人の領分に属することは、
その人が何とかしなければなりません
誰かが出来るのは、
選択肢を示してあげることくらい
人生の責任は、
最後まで自分だけのものです

あの時それが分かっていれば、
そう思うこともあるけど
きっと必要な時間だったのでしょう
このことがなければ、
もっと大きな波で思い知ったはずですから

 

なんだか上手くできない時
いつからこんなダメになったのか?
そう思っても何も変わりませんね

自分を否定しても始まらないから、
とにかく立ち上がる
どうしてもぎこちないところはあるけど
こんなもんかなぁと進んでいく
それでいいのだと思います

人間自分以外の誰にもなれません
死ぬまで自分のままで、
目をそらしても自分は自分だから

自分の足で一歩ずつ進んでゆくこと
大切だと思うのです


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