デュアルクラスは時間がかかる

人生の節目は、
職業を換えるようなもの
今までと違うやり方は、
覚えるのに時間がかかるけど

新しい道は、
積み重ねれば人を強く、
柔らかくするから
怖がらないで進んでいこう?

そう思います

 


デュアルクラスのお話

もうずいぶん前になりますが
AD&Dというゲームで遊んでました
今では5版が日本語化されてますが、
当時は1版2版の時代
日本語化された部分は少なかったので、
辞書首っ引きで読んだのを思い出します

この中で、
デュアルクラスというものがありました
いわゆる職業換えのシステムで、
前のクラスを辞めた後、
新しいクラスを始めるんですが

かなり制限が厳しいんですね
関わる能力値は高くないといけないし
前のクラスのレベルを超えるまでは、
前の能力を自由に使えない
厳密に言うと使っても構わないけど
得られる経験が少なくなるペナルティ付き

前のやり方に縛られて、
新しいやり方に集中しないと成長が遅れる
複数のキャリアで一人前になる道は遠い
あんまり現実的な選択じゃないかなぁ
そう思ったのを思い出します

 


このところの自分を振り返って

お仕事辞めてこのところのわたし
生活のいろんなこと、
始めからやり直してる感覚があります

掃除に洗濯に自炊
この辺は一人暮らしでの根っこですが
ここからの再スタート
デュアルクラスよろしく、
また1から積み上げてる感じ

わたしお仕事を22年と少し続けました
ここで培ったものは、
この先の仕事でも役に立つでしょう
でもそれだけじゃなくて、
垢みたいなものもこびり付いてる

とても誉められたもんじゃない習慣や考え方
「自分が正しい」と考えがちな頑迷さ
そんなものにしがみついて、
新しいものを拒否していたら?
経験って人の対応力を上げてくれるけど、
必ずしもいいものばかりとは限りませんね

それに新しく起きたことは、
前と同じではありません
似てる部分があるってだけで必ず違う
だから経験に頼るのもほどほどがいいかな?
そう思います

 


御大みたいに柔軟にいきたい

AD&DのクリエーターGary Gygax御大は、
いろんなことを知ってる人でした
でもそれだけじゃなくて、
わたしとメールでやり取りして、
面白いと思うといろいろ聴いてくれる
そんな柔らかい思考をお持ちでした

その頃はLejendary Adventureを書いてて、
河童とか鵺のことを話したのを覚えてます

わたしが結婚でコケて落ち込んでた時、
なぐさめてもくれました
チェスも教えてくれたし、
将棋もさしました
わたしよりも上手かったから、
面白くなかったとは思うけど

Gygax御大はすごく柔軟で優しい人でした
亡くなるまで、
ずっとゲームの執筆してたのかな
もう天国に行って10年以上
早いものだなと思います

 


まとめ:節目はデュアルクラスみたいだ

考えてみると、
わたしの人生には他にも節目がありました

上で書いた結婚の失敗
トランスも大きな節目ですね
大切な人との出会いも
お仕事辞めたことも
最近起きたいろんなことも

デュアルクラスみたいに、
節目では新しい道に馴染む時間が必要でした
そんな時間を積み重ねて、
ゆっくりゆっくり進んできた
わたしはとても器用とは言えないから、
これからもそうなるはずです

Gygax御大が器用な人だったかどうか
それは分かりませんが
たぶんそう変わらないような気がします
だから人の痛みが分かって、
楽しいと思うことも分かって
そんな気がします

今はトランスジェンダーだって言ったら、
どんなこと言うかしら
それはもう分からないけど

わたしも柔軟な頭でデュアルクラス!
死ぬまでそんな風にしていきたいな
前のわたしみたいに落ち込んでる人がいたら
声をかけられるくらいに強く、
柔らかく

そんなこと思うのです

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