自己肯定感を上げるには?~⑬分からないは分からないでいい

自己肯定感を高めるために、
どんなことをするのがいいか?
旅行で少し空きましたが
続きをボチボチ書いていこうかと思います

前回は何を選び何を選ばないか
これを決めることについて、
お話しました

決めることは覚悟することです
決めないことで開けるものもありますが
決めてしまうことの方が、
たいがい答えは早く出ます

どちらが正しいということもありませんが
いいかげん悩むのに飽きたら、
決めちゃうのもいいかもね
そんなお話でした

今回は、
分からない灰色を許すことについてです

 


分からないことはダメ?

分からないなぁ
そう思うことがあります

学校でも会社でも、
分からないことをそのままにしないで、
答えを出すことが推奨されますね

だから分からないことがあると、
つい不安になって
「それじゃダメ」って考えがちだけど

何かに「ダメ」という部分が増えるほど、
人は苦しくなるものですから
分からないことにこだわればこだわるほど、
苦しみは深まることになります

 


分からなくてもいい

なんで分からないことを嫌うんでしょう
状況へのコントロールができないから?
それともわたしみたいに、
頭の良さにコンプレックスでもある?

おおかたの理由は、
「不安だから」でしょう
不安には根拠がありません
分からないことに、
明確なデメリットがあるわけじゃない

確かに知っておくことで、
危険を察知できる範囲は広くなります
分かることは明らかにすること
だから大切ではあるんですが

必ずしもそう言えない部分もあります
分かりようのないことまで分かろうとして、
苦しみを深めてしまうのなら、
それは分からなくていいことです

簡単な例で言えば「他人の事情」
あーでもないこーでもないと、
想像を巡らしたところで
真相は相手にしか分かりません
考えるだけムダってもんです

「分からない」というのも立派な答えです
その時自分のできる最良をつくして、
それでも分からないのなら
別に分からなくてもいいのです

 


「分からない」を認めると楽になる

分からないって答えは、
許容範囲の広いものです

白か黒かの考え方は、
答えは明確だけど
黒とされたどちらかにとっては、
居心地のいいものじゃありません

「分からない」を認めることで、
白と黒の間には無限の灰色が生まれます
水と油のように対立する要素が多くても、
共存する余地が生まれる

これってかなり楽なんです
関わる相手のいることなら、
自分にも相手にも
概念的なことでも同じですね
いつまでも悩む必要はなくて、
「分からない」で収めることができる

落としどころが見つけられれば、
状況を眺め渡す余裕もできます
「分からない」を答えの1つと認めるのは、
楽なのです

 


まとめ:人生そんなに苦しくなくていい

人生は苦しみの連続
そう捉えることもできますが
気持ち次第で、
楽しいことの連続にも変えられます

「分からない」を認める余裕がないと、
許せない何かが出てきます
何かを否定しなきゃいけない価値観
しんどいですよね

自分の中でも、
他人との関係でも、
否定されなきゃいけないことなんて、
そうそうありません

分からないことをよしとして、
自分に生きる余地を残してあげること
否定しない生き方
大切だと思うのです

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