感情の主人は自分だということ

強い感情は、
人のこころを揺さぶります
粗く削ったままの感情は、
野獣みたいなもの
野放しは誰にとっても困ります
 
自分の感情は自分のもので、
目を背けてもそこにあります
感情を見つめ、
名前をつけて、
上手く付き合っていきたいものです
 
 
 
生の感情を放置することは、
野獣の檻に鍵をかけないようなもの
危険なことです
 
そのままにしておくと、
感情とそこに付随したものは育っていきます
そして力をつけて、
主人に影響を与え始める
 
初めは密やかに
それでもフタをしていると、
だんだん大胆になり、
ついには主人を支配し始めます
 
こうなると、
人は感情の奴隷になります
手のつけられない感情に振り回されて、
自分を見失ってしまう
 
 
 
感情は人から生まれます
なにを感じているか
なぜ感じたのか
これをちゃんと見つめていれば、
支配されることはありません
 
目を背ければ背けるほど、
感情は力をつけます
反対に、
人が自分の感情を知れば知るほど、
おとなしくなる
 
おとなしくなった感情は、
人の味方になります
主人を支配するほどの力は、
その人の武器にもなる
 
 
 
感情を知るためには、
日頃からこころと向き合うことが大切です
今、
何を感じていますか?

 

 

ものごと上手くいっているものだ

起きていることの意味は、
後にならないと分かりません
毎日いろんなことがあるけど、
あまりこだわる必要はないのです
 
大きな視点で観れば、
全ては上手くいっているのですから
 
 
 
 
人は今を生きているから、
今の衝撃はどうしても大きくなります
でも思い返すと、
天地が揺らぐように感じた出来事も、
たいしたことなかったりしませんか?
 
毎日の暮らしで起きることは、
点描の「点」のようなものです
 
暗いところ、
明るいところ
鮮やかなところ、
鈍いところ
 
そんな細部が組み合わさって、
ひとつの像、
わたしたちの人生が結ばれる
どれが欠けても成り立たないけど
個々が全てに取って代わることはありません
 
同じように、
今起きていることも、
調和した全体の一部でしかありません
目の前で起きていることだけど、
それが世界の全てじゃない
 
点描は完成に向かっていて、
今も積み重ねられています
最後には全ては上手くいく
そう思うのです
 

泣いてない人だって泣いてるかもしれない

見えている通りの人と、
そうでない人
こころを見せない人にも、
こころはあります
たとえ涙を見せなかったとしても、
その人が泣いていないとは限らない
そう思います
 
 
 
表から見えている通りの人
どのくらいいるんでしょう?
本心を見せるのは怖いもの
否定されたらつらいから
 
誰にも気持ちを抑えた経験はあると思います
悲しいことを表に出せなくて、
苦しんだこと
 
それなのに人を見たとき、
そのことを忘れてしまう
見た通りだと思ってしまう
 
 
 
もちろん人はみんな違います
感じ方も考えることも
 
だけど喜怒哀楽そのものは、
たいして変わらないんじゃないでしょうか?
冷たく見える人が感情を抑えてないとは、
誰にも言えません
 
こころは見えないけど、
確かにそこにあります
考えは違うかもしれない
でも悲しいことや嬉しいことは大差ない
それを思って行動するのが思いやりなのかなって
 
そう思うのです
 
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その毎日はいつまでも続かない

始まりがあれば終わりもあります
遅いか早いかの違いはあっても、
それは変わらない
 
終わりにおびえて暮らすのではなく、
終わりがいつ来ても悔いのないようにする
それが自分の人生を、
かけがえのないものにします
 
 
 
 
今があること
大きな不幸がなく、
平穏無事に暮らせていること
いつまで続くんでしょう?
 
雇用は生涯安泰を意味するものではなくなりました
健康だって、
いつ失われるか分からない
事故や災害の可能性だってある
好きな人に会えるのも、
今日が最後かもしれない
 
今ある現実は、
いろんな奇跡の上に成り立っています
そしてそれは、
いつ終わってもおかしくない
 
 
 
 
明日におびえて暮らせと、
そう言っているのではありません
ただ知っておく必要はある
自分の人生の責任は自分にあって、
誰も生きてはくれないのですから
 
生活を維持する手段を考えたり、
貯金を増やしてみたり
今の食生活を10年続けたらどうなるか?
自分を尊んだ住空間を選んでいるか?
自分と目の前の人を大切にして、
ともにある時間を輝かせる努力をしているか?
 
 
 
 
目の前のことに悩んだりしていると、
ついこんな視点を忘れがちです
わたしたちが生きるのは今だから、
それは当たり前なんだけど
 
今何かが上手くいかないとしても、
それは過程にすぎません
少し大きな視点で見て、
自分は最後にどうありたいか?
これは忘れないほうがいいこと
 
終わりを思って今を愛おしむことも、
悪くないと思うのです
 

 

 

たまにはドレスアップしてみよう!

自分のゆるんだ姿を一番見てるのは自分で、
それが未来の自分を作ってしまいます
 
「ま、これでいいか」
それがいつか当たり前になって、
振る舞いから艶が消えて、
大切な人に恥をかかせちゃったり
怖いなーと思いませんか?
 
 
 
わたし服が好きです
着ることから自分の本質的な表現にたどり着いたから、
わたしにとってはすごく大切
. . .なはずなんだけど
 
お休みの日
けっこうテキトーな姿で過ごすこと、
多くなりました
カジュアルなのは構わないけど、
自分らしくもない
楽な方に流されて、
気をゆるめすぎている
 
 
 
いつも気を張ってたら疲れちゃうから、
ゆるめる時間も必要ですよね
緊張は気持ちを固くするから、
しないに越したことはない
 
だけどいざってとき、
ドレスアップしたとき、
自然に振る舞えないのは困ります
スマートな振る舞いって、
普段の積み重ねから来るもの
繰り返して身体で覚えたから、
気負いなく動けるもの
いきなりやろうとしても、
ムリなんです
 
 
 
本当はやれば出来るのに、
ゆるみっぱなしを許しちゃう
それも自分を大切にしてないことなのかなって、
最近思うのです
 
自分を大事にしない人は、
周りも大事にしませんし、
周りからも大事にされません
 
たまにはドレスアップでもしてみようかなーって、
ちょっと思うのでした
 

平凡な自分でいいじゃない

誰かの役に立ちたい
必要とされたい
社会に生きていれば感じることだけど
 
わたしたちは存在が全てです
それ以外のことは、
たいして重要じゃありません
平凡でいい
そのままのあなたがいい
わたしはそう思います
 
 
 
平凡であること
いけないことのように言われること、
ありますね
わたしは平凡で十分と思ってます
 
特別であると思いたい
自分の存在した証をたてたい
わたしもそうでした
 
自己実現って大切ですし、
それが自分を愛する契機になるなら、
それもいいですよね
だけど、
人より特別に出来ること
自分がこうしたいと強く思うこと
なくたっていいんじゃないでしょうか?
 
特別な何かを胸に持つ
それは素晴らしいことだけど、
人は同じじゃありません
やり方も感じ方も、
みんな違うのですから
 
 
 
この歳まで生きてみて、
自分が特別でもなんでもないこと、
よーく分かります
もう子孫を残すこともない
この世に何か残すことは、
物質的にはほとんどないでしょう
そんな人に価値はない?
 
子をなすこと
何かを残すこと
そこに価値を求めれば、
そうできないことは無価値になる
 
違いますよね
みんな直感的にわかっている
大切なのはそこじゃない
 
 
 
 
あなたの当たり前は誰かの特別なんだから、
感謝しなきゃいけないとか
そんなことを言うつもりはありません
自発的に思うのはいいけど、
他人と自分を峻別することになってしまったら無意味
それなら考えない方がマシというもの
 
人は星の子です
この世の全ては、
星の誕生や死と共に生まれた物質
いずれわたしたちもそこへ返るだけ
人は儚い存在です
 
でも今思うことは、
物質からは量れません
わたしたちはもうそこにあるだけで特別
これは何をもってしても変わりません
 
特別な何か、
探すのに疲れたら
それが一番ではないこと
思い出してみてください
 
 
 

フタの下にはなにがある?

向き合いたくないこと
達するのが難しくて、
自己肯定感を脅かされるように感じること
目を背けるのはたやすいけど
 
怖さを越えて立ち向かったとき、
新しい世界は拓けます
実のところ、
そんなに怖いことなんてない
 
踏み出すか、
踏み出さないか
 
違いはそれだけなのです
 
 
 
 
どんな人にも、
認めたくないことはあると思います
叶わない思い
自信を打ち砕かれるような現実
 
なにがあっても生きなきゃいけないから、
人は自分を守ろうとします
 
見たくないことを見ない
つらさから逃げるために、
変わらぬことを選ぶ
これもまた、
自分を守ろうとするこころの働きです
 
自分を否定されるのはとてもつらいから、
「きっとこうに違いない」
そんなフタを現実にかぶせて、
出来事から逃げたりする
 
 
 
でもそうしたところで、
何かが変わることはありません
不都合な真実は不都合なまま
そこに存在し続けるのですから
現実は影響を受け続けて、
同じ問題も起き続ける
 
なぜか上手くいかないこと
どんなにがんばっても空回りすること
そんなことの背景には、
たいがいこんなものが隠れています
 
目を背け生きる先に、
幸せはありません
怖さを越えたその先に、
自分の本当の姿を認めた先に、
 
新しい現実は待っているのです