原因1つで満足しちゃうの?

何か1つを槍玉に上げるのは止めましょう
それをした瞬間、
他の要因は目に入らなくなって、
改善のチャンスも失われる
 
ある出来事の原因は、
1つではありません
犯人探しには、
何の益もないのです
 
 
 
「何かのせい」
そんな結論を出したがる人
よく見かけます
 
いろんなことが重なって、
出来事は引き起こされるものです
原因が1つなんて、
よほどスケールの小さなことでもない限り、
あり得ないのに
 
 
 
面倒を避けるために、
人はいろいろ単純化したがります
差異を無視して同一視したり、
議論を飛躍させたり
 
内面化された思いもあるでしょう
普段から問題意識を持つことは、
原因として認識されやすくなる
 
純化すれば、
処理は早くできます
人の場合は. . .それほど簡単じゃないから、
関係性の濃さに従って、
どんな解決をするかが選択されますね
 
 
 
全てを処理するのは、
人には難しいのでしょう
時には単純化が必要なこともある
だけど何かを変えようと思ったときには、
それでは上手くいきません
 
1つの答えで満足して、
他の可能性を見ることを止めたら
その答えに対応した部分は変わっても、
他の部分は変わらない
それじゃ解決にはなりません
 
 
 
大切なのは、
原因が1つではないと知ること
面倒でも、
分かったひとつひとつに対処すること
 
全て分かってからでは遅すぎることも、
いっぱいあるから
個別に対応していくのもいいでしょう
 
でも原因はそれだけじゃない
1つで終わらせたら、
結局大きく変わることはない
それは忘れちゃいけないんだって、
そう思うのです