自己肯定感を上げるには?~③怒りの本当の気持ちを聴いてあげよう

自己肯定感を上げるために、
どんなことをするのが有効か?
前回は、
「自分が何を感じているか掴む」
ということについて書きました

瞑想なんかもそうですが
自分の感情を知り、
そこに囚われないように流していくのは、
気持ちを穏やかに保つ第一歩です

今回は前回の補足
怒りの意味を知ることについてです

 


怒りは別の根っこから

怒りは別の感情から生まれます
悲しみや恐れ
不安や正義感などが一般的でしょうか?
怒りが二次的感情と言われるのは、
このことを指しています

ないがしろにされたように感じて怒るのは
「自分が大切にされていると感じられない」ということへ、
悲しみを向けているということです
たいがいの人は、
この悲しみのウェイトが大きいと思います

自分の恐れや不安を、
怒りで表現する人もいますね
奥にある感情が何であれ、
怒りは別の感情の一表現だということです

 


怒りの意味を知ろう

怒りの意味を知れば、
怒りと自分の反応との間に、
ワンクッション余裕を置けるようになります
自分を自分以外に明け渡さないために
これはとても大切なことです

怒りの意味を知ろうとせず、
すぐ爆発するのは怒りに支配された状態です
「お前がオレを怒らせたのが悪い」
なんて物言いをする人ですね

こういう物言いは、
「自分の人生は他人に左右されるほど軽い」
と言っているようなものです
自分の人生が自分のものなら、
怒りに支配させるのは適当と言えません

ここから抜け出すいちばんの方法は?
「怒りを感じたらまず数をかぞえる」
なんてのは有名ですね
怒りの爆発力は強力ですが、
持続時間は短いのです
とりあえず爆発を防いだら、
意味を知る余裕が生まれます

怒りを感じているのは自分です
誰かの行動の意味を否定的に解釈して、
そこに悲しみや恐れを感じ、
「それはないだろ?」と反発している
そんなとこですよね?

 


相手にも感情があるよ

自分に感情があるように、
相手にも感情があります
怒りをぶつけられたら守りに入る
これは自分も相手も変わりません

怒りの意味を知れば、
適切な表現で感情を伝えることができます
感じているのが別の思いだと知れば、
怒りをぶつけても無意味だと分かります

他人の気持ちへの肯定と、
自分の気持ちへの肯定はつながっています
自分をぞんざいに扱う人は、
他人もぞんざいに扱います

自分の態度が、
他人に対してキツいと感じるなら
自分を肯定できていない可能性があります

なぜ自分はそんなに他人に怒りを向けるのか
今まで認められないと感じた悲しみや、
裏切られるかもしれない不安みたいなもの、
こころの奥にないでしょうか?

考える価値はあると思います

 


まとめ:怒りの気持ちを聴いてあげよう

感情という暴れ馬の中でも、
怒りはいちばん気性が荒いと思います
ただ思いのほか素直で、
気持ちを聴くと大人しくなってくれます

感情の主は自分自身です
つまらないことで腹を立てなくなってくると
自分の変化を実感するとともに、
自分も周りも認められるようになります

怒りにはその奥に秘められた気持ちがある
聴いてあげると必ずいいことがあるよ?

そう思うのです

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