自己肯定感を上げるには?~⑪それは本当によくないことなの?

自己肯定感を上げるには、
どんなことをするのがいいか?

前回は、
相手の行動の意味は何なのか、
考え方はたくさんあるというお話をしました

他人の行動の意味を決めているのは、
見ている側の人ですから
まずいろんな可能性を考えて、
人はそんなに意地悪なものなのか?
考えるといいよねって内容でした

今回のお話も少し似ていて
自分が感じている出来事の意味は、
1つではないというお話です
前回扱った内容の、
後に続く感じでしょうか

 


不愉快なことは本当に不愉快か?

ああ嫌だなー
生きていれば不愉快に感じること、
あると思います

頭に血が上ってイライラすると、
集中力がなくなったり、
忍耐力が落ちちゃったりして
ロクなことがありません

こういうとき、
怒りの根っこの感情に目を向けて
なんで自分はそんなに動揺してるのか?
考えるといいよってことは前に触れました
http://xgender-isao.hatenablog.com/entry/2019/08/28/093352

ここを過ぎると気持ちの揺れも少なくなって
落ち着いて自分を眺められるようになる

そうやって俯瞰したとき
それほど悪くもないかな?って思うこと
ありませんか?

 


出来事の意味はいくつあるんだろう?

出来事の意味を決めているのも、
誰かの言葉と同じ
受け取った人です

出来事の意味は無数にある中から、
受け取った人の想像力と、
悲観的か楽観的か、
否定的か肯定的か
そんな世界観の影響によって、
決められているということです

ナラティブアプローチみたいに、
個人による過去の意味付けは、
無数にある選択の1つと考えて
別の意味を見つけ出すことで、
過去の意味を書き換える
そんなやり方も知られています

人が感じている出来事の意味は、
いろんな解釈のうちのたった1つ
これは間違いないのだと思います

 


嫌なことは嫌なこととは限らない

ここでお話は最初に戻りますが
嫌なことって、
本当に嫌なことなんでしょうか?

上の考えに照らせば答えは簡単
光の当て方を変えてみれば、
本当に嫌なこととは限らない
そうなりますよね

頭に血が上ってる状況だと、
こころの柔軟性が失われています
怒りの奥にある感情が分かって欲しくて、
ダダをこねてる状態ですから
他の可能性になんて目が向かない

なのでまず奥の感情に気付いて、
気持ちを分かって上げる
そうすることで余裕が生まれて、
別の可能性に目を向けられるようになります

嫌なことは自分次第で、
嫌なことじゃなくなるかもしれないのです

 


まとめ:意味を選んで生きよう

相手の行動に感じたことも、
出来事全体に自分が与えた意味も、
絶対ではありません

相手との関係が壊れてもいいのなら、
なんでもいいんですが
せっかく知り合って、
感情が揺れ動くほど近い縁なのですから

「それ本当にそうなのかな?」
自信がないのではなく、
別の見方がないのか考えること

誰かが悪いのではなく、
自分も周りも生きていける
そんなやり方を考えてみること

大切だと思うのです

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