自己肯定感を上げるには?~⑦あなたはちゃんと伝えられるよ!

自己肯定感を上げるのに、
どんなことをするのが有効か?

前回は、
「過去は今の自分を縛るものじゃない」
というお話をしました

人生は自分のもので、
その選択は今の自分が下しているものです
過去に縛られて可能性を狭められるほど、
人生は小さいものじゃありませんよね

さて今回は他人への働きかけ方
自分の感じたことをどう表現するか?です

 


意味を読み取るのは誰?

物事から意味を読みとるのは誰でしょう?
自分ですね

それでは他人の言葉や行動は?
ここでなぜか答えが変わる人がいますが
これも間違いなく自分です

自分の感情に関して、
「お前のせいだ」はありません
相手がエスパーかなんかで、
思考を支配されてるならともかく

そんなことはないのだから、
相手の言葉に自分が意味を選び、
自分が反応しているだけのこと

しばらく前にも触れましたが
お前のせいだと言う人は、
「自分の人生は他人に左右されるほど軽い」
と言い回っているようなもの

そんなのカッコ悪いから止しましょう
自分の人生は、
誰が何と言おうと自分のものです
他人への反応も、
自分で選ぶことができますよね

 


感じてるのは自分と伝えよう

「あなたのそういう言い方を聞くと、
わたしは悲しく感じる」
理想的なのはこんな表現です

「あなたのせいで、
悲しい思いをさせられている」
これが適当ではない表現です

いくつかポイントがあるので、
順番に説明します

 

・感じている感情を話す
嬉しいとか悲しいとか、
感情をそえられた言葉はこころに届きます
感情のないメッセージは刺さりません

「怒っている」は適当ではありません
怒りには根っこの感情があり、伝える必要があるのはそちらです
怒りをぶつけられた相手は守りに入って、
メッセージは伝わらなくなります
以下を参照してください
http://xgender-isao.hatenablog.com/entry/2019/08/28/093352

 

・感じてるのは「わたし」
「お前がそうさせる」んじゃありません
感じてるのはわたし、
行動しているのもわたし
これをはっきり伝えます

いちばんマズいのはこれ
「お前は自分を不愉快にさせる」

どうひいき目に見ても非難でしかないわけで
こんな風に自分が言われて、
ちゃんと聴こうと思うでしょうか?
答えは簡単
この言い方が届くことはありません

 


相手にどうしてもらいたい?

自分がどう感じているか伝えたら、
どうしてもらいたいかも伝えましょう

「~してくれると嬉しいな」
「お願いだから~してくれるかな?」
こんな言い方は届きやすいです

「~した方があなたのためだよ?」
「こうした方がいいのに、
なんで~しないの?」
こんな言い方は伝わりにくいでしょう

上から言われるような言い方は、
自分がされても不愉快に感じるものですが
これは他人も変わりません

関係をよくするために伝えたいのだし
してもらいたいことを伝えるときも、
やり方は工夫した方がいいのです

 


まとめ:あなたは伝えられるよ

自分の気持ちを上手に伝えられると、
自分と相手への信頼が強まっていきます

自分はできる
相手も分かってくれる
こう思えるのは単純に嬉しいことですし、
「世界は敵じゃない」というメッセージを、
自分にも周りにも発します

人の環境を作っているのは、
思いの積み重ねです
「世界は自分を受け入れてくれて、
自分にはできる力がある!」
言葉を発するたびにこう思えたら

どれほど大きな信頼が作られるか、
想像できますよね?

言い方を心がけるようにして、
わたしは口げんかが減りました
ちゃんと伝えれば聞いてくれるから、
周りも怖くありません
これはわたしが特別だからじゃなくて、
みんなできるんです

あなたはちゃんと伝えられるよ!
そう思うのです

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